離婚理由として最も多いのが「性格の不一致」です。
夫婦はそもそも生まれも育ちも違うため、性格が異なるのは当然です。
恋愛中はそれが刺激となって良かったのかもしれませんが、結婚して共同生活を始めると、相手の嫌な面が見えてきたり、価値観の違いに不満がどんどんたまっていき、相手の些細なしぐさや行動にすら嫌悪感を抱いてしまうようになります。
こうなると相手に優しくできなくなったり、顔を見たり会話をすることも嫌になったりと、どんどん悪化して「これ以上一緒に生活するのは無理」と離婚を望むようになってしまいます。
夫婦は性格が違って当たり前って分かってはいるんですけどね…。
じゃあ、似た者同士の夫婦だったらうまくいくのか?というと、そうとも限らなかったり。
性格の良し悪しや相性を測れるものさしがあれば、「性格の不一致」という失敗を防げるのになぁ…なんてぼんやりと考えてしまいます。
夫婦はどういう時に「性格の不一致」を感じているのでしょうか?
性格の不一致を感じる時

離婚か別居かを決断する考え方や基準は?注意点と準備すべき事は?
家庭内別居の生活費やルールは?子供への影響は他の家の方法は?
結婚して一緒に暮らしだすと、大なり小なり、色々な「違い」に気づかされます。
話し合いで解決できればいいのですが、お互い自分が正しいと信じているから、話し合いにならず平行線のままになってしまったり。
これを読んでいる人の中には、「あぁ、この人(夫)とは本当に合わない。一生このまま我慢していかなきゃいけないのかな。他の夫婦はどうなんだろう…」なんて悩んでいる人もいるかもしれません。
みんな一体どういう時に、「性格の不一致」を感じているのでしょうか。
たとえば、こんな時
・結婚した途端、態度が変わった
いわゆる「釣った魚に餌をやらない」状態。
・今まで内心「ヤダなぁ」と思っていた癖を始終目の前でされる
注意しても直す気がないし、注意される側も面白くない。
・仕事や家事分担に対する考え方が合わない
夫⇒妻:専業主婦かパートで家事をバッチリして欲しい。自分は家事したくない。妻⇒夫:外で働きたい。家事を分担して欲しい。など
・結婚後の友達付き合いについての感覚の違い
夫:結婚しても異性の友人と独身時代と同じ感覚で遊びたい。妻:誤解や嫉妬を招くような言動は控える。など
・けんか時の対処法の違い
しっかり話し合いたいタイプか、話し合いを嫌がり引きこもるタイプか。
・お金の使い方に対する考え方の違い
ローンを組んででも欲しいものをすぐに手に入れたい人と、貯金してから買う人。安いものを買って短いサイクルで捨てるか、高いものを買って長く使うか。一攫千金を狙うか、コツコツ貯金するか。など
・家に対する考え方の違い
持ち家を持ちたいか、賃貸派か。きれいな家に住みたいか、住めればいいか。など
・子供の教育に対する考え方の違い
「小さい頃から色々な習い事をさせて情操教育したい」という親と、「小さいうちはのびのびと自由に育てるべきだから習い事は必要ない」という親。
「喧嘩はダメよ」としつける親と、「やられる前にやれ」と教える親。など
・調味料や味の好みの違い
目玉焼きにかけるのは、醤油かソースか?カレーは甘口か辛口か?など
・生活習慣の違い
洗濯の干し方、洋服のたたみ方、寝る時の電球、お風呂の温度、就寝時間、外食の頻度など。
・親との付き合い方
何事も自分の妻や子供よりも自分の親を優先する、親への連絡の頻度、帰省の頻度など。
他にももっともっとたくさんあるのですが、あげていくとキリがありませんね。
性格が違うのは当たり前
何度も言いますが、夫婦は性格が違って当たり前です。
大事なのは、この違いを認識し、どうやって二人の常識を作っていくかです。
ほとんどが子供の頃からの生活習慣なため、これが当たり前と思って生きてきています。
そのため、お互いを認めて、どう歩み寄るかというのは意外と難しいことなんです。
相手の習慣を否定することは、遠回しに相手の親を否定することにもつながるため、話し方を誤ると溝は深まるばかりです。
そして、その本当にくだらないような小さなことのぶつかり合いに対する対処方法を見て、この人って万事がこうなのかな…と不安になったり。
そういう過程でギブアップして、「性格の不一致」を理由に、離婚の道へ進むことになってしまうんですね。
まとめ

別居時に必要な費用や生活費はいくら?引越費用は旦那に請求できる?
1.離婚理由として最も多い「性格の不一致」。
夫婦は生まれも育ちも違う者が同じ屋根の下で共同生活をするようになるため、性格や生活習慣の違いでぶつかるのは当然のこと。
とはいえ、小さな不満も積み重なると立派な離婚理由になってしまう。
2.実際に夫婦がどういう時に「性格の不一致」を感じるかというと、お金の使い方や子供の教育方針、洗濯の干し方、お風呂の設定温度など。
一つ一つを見れば本当に些細なことも多いけれど、積み重なっていくことで、相手に対する「拒絶材料」になってしまう。
3.大切なのは、「違い」を認識して、話し合い、二人の常識を作っていくこと。
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