夕方や週末になると頭痛や動悸、めまいがする…。
それって、旦那さんが原因ではないですか?
夫が帰宅する夕方や、仕事が休みでずっと家にいる週末に症状が出ていませんか?
旦那が帰ってくるのが怖い、嫌…。夫に対するそんなストレスが拒絶反応として体に不調を及ぼしているのかもしれません。
それって夫源病(ふげんびょう)と言うらしいですよ。
この記事の目次
旦那が帰宅するのが怖い、動悸がする
旦那が仕事から帰ってくるのがイヤ。
帰宅時間や週末になると、動悸がしたりお腹が痛くなったりして体調不良やストレスを感じる…。
そんな状況が続いているとすれば、もしかすると夫源病(ふげんびょう)かもしれません。
字から想像がつくと思いますが、夫が源(原因)で妻の体や心が不調になる病気です。
医学的な病名ではなく、大阪樟蔭女子大学の石蔵文信先生が、男性更年期外来で中高年の夫婦の患者さんを診察する中で気づき、命名したものです。
夫源病は、夫の言動に対する不満、または夫の存在自体が強いストレスとなり、妻の心身に頭痛やめまい、動悸、不眠といった症状が現れます。
症状だけを見れば、40~60代に起こりやすい不定愁訴である更年期障害にも似ています。
そのため、「更年期障害」と診断された中年女性の体調不良の原因の多くは、実は夫にあるのではないかとの見方もあります。
とはいえ、30代、40代の若い世代の女性にも多く見られるそうで、つまりは誰でもなる可能性があるということですね(;´Д`)
旦那にイライラ、ぶつかるのはどんな時?
夫源病の主な症状は?
主な症状は、頭痛、めまい、耳鳴り、動機、胃痛、不眠、気分の落ち込み、のぼせなどです。
亭主関白すぎる家庭や、モラハラ夫を持つ妻、旦那さんに意見を言えない主婦、几帳面で繊細で真面目タイプの方は、ストレスが溜まりやすく夫源病になる可能性が高いと言われています。
夫源病になる原因は?
夫源病は、仕事をしている人より専業主婦で家にいる時間が長い人がなりやすいようです。
▼たとえば、こんな時、こんな症状が…
・夫が家にいる週末によく頭痛になる。平日も夕方からイライラしたり、情緒不安定になる。
・夫の身勝手な発言を聞くと、耳鳴りがしたり、顔ののぼせが起こる。
・めまいに悩んでいたが、夫が長期出張に出たら症状が軽くなった。
旦那の帰宅が怖い。夫源病を治す方法は離婚するしかない?
夫が原因の病気ということは、夫から離れなければ治らないのか?
つまりは「離婚」するしかない!?
ちょっと待ってください!離婚する前に、まだ打てる手はあります。
夫源病になりやすい人は、ストレスをため込みやすい人やストレスを受けやすい人です。
そのため、「ストレスをためないこと」が第一の治療法(対策)となります。
体に不調が出ているということであれば、自分の健康を第一に、早速できることから実践して欲しいと思います。
※症状の原因が夫源病ではなく、高血圧や心臓疾患などから来ている場合もありますので、まずは一度病院を受診してみられることをおすすめします。
1.ストレス発散する
映画を見たり、ジムで体を動かしたり、友人とのランチやプチ旅行に出かけるなどして、たまったストレスを発散しましょう。
趣味教室や習い事など、自分の時間を満喫するのもおススメです。
外で過ごすことで、夫は妻の大切さに気づくかもしれません。
夫の手前、自分の時間を楽しむことが難しい場合は、買い物に行くふりをして出かけたり、逆に夫に用事をお願いして出かけてもらったりすることから始めてみましょう。
2.旦那と喧嘩する、家出する
夫との喧嘩を恐れずに、言いたいことを言いましょう。我慢してストレスをためこむのは良くありません。
ただし、喧嘩の目的が「お互いの理解を図ること」「コミュニケーションをとること」であることを忘れずに。
それでも良くならない場合は、思い切って3~4日家を出てみましょう。プチ旅行なんていいですね。
夫から距離をおくことで頭痛やめまいなどの不快症状は改善するでしょうし、夫に妻のありがたみを知ってもらう良い機会にもなります。
そして、それを機会に、お互いに依存しすぎない関係を作っていくことも大切です。
3.忘れる
夫のひどい言動は記憶から消し去りましょう。
「今の言い方はひどすぎる!」「それってどういうこと?」などと反応しても、夫が聞く耳を持っていなければ無意味なやり取りです。
それどころか、さらにストレスを感じる原因になってしまいます。
言うべきことを言って喧嘩して、それでも変わらなければ…根に持たず忘れましょう。
4.思いっきり泣く、笑う
涙は心の浄化と言いますし、お腹を抱えて笑った後って、ものすごく気分がスッキリしませんか?
感動モノの映画や笑えるコメディ映画を見て、思いっきり泣いて、思いっきり笑いましょう。
5.夫に期待しない
夫にイライラする原因は、夫に期待してしまっていることにあるものです。
夫がイライラして当たってくる原因も、「あれしてこれして」と妻に期待されることにあるかもしれません。
そんな夫に対して期待することはやめましょう。残念ながら、馬鹿を見るだけです。
「自分でできることは自分でする。夫はいないものと思う」
妻が自立することで、夫はひそかに「妻にとって自分は不要になったのか?」なんて不安を感じて、少しは優しくなってくれるかも?
さいごに
夫の帰宅が怖い、動悸がする…というのは、私も経験があります。
仕事から帰ってきてガチャッと玄関が開く音がすると、心臓がズキン‼となって、バクバクバクバク…となっていました。
その後は、喉の異物感や食欲不振などの症状が表れ出し、体重がどんどん減りました。
私はその後色々なことがあって離婚しましたが、今思えば、あれは夫源病だったのかなと(;´・ω・)
旦那に対するストレスや恐怖などをただ我慢するだけでは、体調はどんどん悪化していってしまう可能性があります。
解消方法は、「ストレスをためないこと、発散すること」。
時には、自分の趣味の時間を楽しんだり、夫と喧嘩を含めたコミュニケーションをとったり、強行手段でプチ家出をしてみたり…。
そうした中で、夫との距離を上手にとれるようにしていき、互いに依存しすぎる関係を脱していくことが大切です。
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