毎年11~12月頃から流行がはじまり、1~3月頃にピークを迎える「インフルエンザ」。
感染力が強く、かかると38度以上の高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、鼻水、のどの痛み、咳などの症状が現れ、完治するのに約1週間~10日程かかります。
高齢者や乳幼児の場合は、免疫力が低いため長引きやすく、肺炎など合併症を引き起こしやすくなります。
子供の場合は、意識障害や異常行動などの症状が出る「インフルエンザ脳症」など重症化するケースもあるため注意が必要です。
そんなインフルエンザがきっかけで、仲が良かった夫婦でも「離婚の危機」に陥るケースが結構あるようです。
うちの旦那は優しいから大丈夫~なんて思っている方も、目を通しておいて損はありませんよ!
この記事の目次
インフルエンザで旦那にイライラ「離婚の危機」発症

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インフルエンザがもたらす危険な症状の一つに「離婚の危機」もあるようです。
これまで何もなく穏やかに過ごしてきた夫婦こそ、初めてのトラブル(インフルエンザ)で思わぬ方向に転がっていくことに…。
夫婦は問題が起こった時に、真の姿が出てくるようです。
1.初期症状
子供がインフルエンザに感染。結婚以来、風邪一つひいたことなかったが、子供の看病をする中で自分自身もインフルエンザに。
高熱がある中で、子供の看病とお世話、旦那のお世話までするのはさすがにしんどい…。
そんな中、旦那は仕事から帰宅早々「ご飯なに?」の一言。それ以外の声かけはない。
『こんな時くらいなにか作るか、せめて買ってきてよ…』と心の中でつぶやきつつ、フラフラしながらも何とか食事を作り、またフラフラと布団へ倒れこんだ。
旦那は「大丈夫?」と声をかけてくれたが、その後に続いたセリフが「明日早出だから朝5時に起こして。で、その後飲み会だから、きつかったら実家に帰ったら?」って。
こんな時くらい自分で起きてくれ…。
そして、次の日起きたら、食べ終わった食器はそのまま食卓に置いたまま…。
まだ熱が下がらなかったため、旦那を仕事に送り出し、片づけをして、子供を連れて実家に帰った。
2.ピーク期症状
熱が下がり家に帰ると、旦那が二日酔いで倒れていた。
「あー頭が痛い、気分が悪い、しんどい、もうダメ…」
私が高熱を出している時は、何もしてくれなかったのに。私はしんどくても家事をしていたのに…。
無性に腹が立ってきて、つい言ってしまった。
「私がインフルエンザでしんどい時、何もしてくれなかったよね。私、それ以上にきつかったのに、料理までしたんだよ。私の気持ち、少しくらい分かった?」
すると旦那は、「俺は仕事をしている。責任ある大事な身なんだ。旦那が疲れているのによくそんなこと言えるな。労わる気持ちはないのか?そんなこと言うならお前が仕事して俺と同じだけ稼いでこいよ。そしたら俺は仕事を辞めて家事をしてやる。家事なんて楽なもんだ」と。
プチン…頭の奥で何かが切れる音がした。
3.末期症状
『仕事してる人が偉くて、家事してる人はどうなってもいいの?そもそも甘えてるのはあなたじゃない!思い返せば、週末はいつも疲れたと言って自分の部屋にこもって、子供の相手もしてくれない。家のことは全部私任せ。私って何なの?家政婦?』頭の中をぐるぐるぐるぐる、言いたいことがめぐる。
「ごめん。もうムリ。疲れた。私はこれまであなたのことを思って、辛い時も一生懸命やってきた。けれど、あなたは私に対して思いやりが全くない。仕事をして稼いできてくれるのはありがたいと思っているけど、今私が言ったことはそういう話じゃないよね?」我慢できず、旦那に訴えた。
旦那は、私が言い返したことにちょっと驚いた様子だったが、「うるさい。インフルエンザになったのは自己責任だろ。だからって俺に求めるな。俺はできることはやっている。何もやっていないようなことを言うな」と言ってきた。
もう完全に呆れてしまう…「何をしてくれた?結局、食事も洗濯も子供の世話も全部私がしてたじゃない。もういい。しばらく実家に帰ります」
「どうぞご勝手に。結局実家に甘えるんだな」そう言い放って、旦那はまた自分の部屋にこもってしまった。
インフルエンザによる離婚の危機予防方法と対処法
インフルエンザ発症で、まさかの離婚の危機。夫婦は問題に直面した時に、真の姿を現します。逆に、ここをうまく乗り越えることができれば、夫婦のきずなは強まります。
まずは、危機を呼び込むインフルエンザの予防法から。そして、インフルエンザになってしまった場合の対処法について見ていきましょう。
1.インフルエンザを予防する
☑予防接種を受ける
予防接種を受けることで、インフルエンザが発症する可能性を減らし、発症したとしても重い症状になるのを防ぐ効果があります。
ワクチンの効き目があるのは約5か月程度なので、流行する前の10月頃に済ませておくと3月頃まで効果が持続します。
ただ、予防接種をしたとしても100%感染を防ぐことができるわけではないため、過信せず、手洗いや人混みを避けるなどの予防を引き続き行いましょう。
☑こまめな手洗い
外出時、階段やエスカレーターの手すり、エレベーターのボタン、電車のつり革など、私たちは様々なものに触れます。
そして、その手で食べ物を食べたりするだけでなく、無意識のうちに手を口にやったりすることもあります。
もし、手にウィルスが付着してしまっていたら…、無意識のうちに手から口、体内にウィルスを取り込んでしまうことになるのです。
そうしたことを意識して、外出先からの帰宅時や調理前、食事前などは、こまめに石鹸で手を洗うようにしましょう。
☑適度な湿度を保つ
「低温・乾燥」の環境は、インフルエンザウィルスにとって居心地の良い環境です。
一方私たちにとっては、のどの粘膜の防御機能が低下してしまうという、インフルエンザ予防にとって悪い条件になります。
そのため、乾燥しやすい時期は、加湿器などを使って適度な湿度(50%~60%)を保つようにしましょう
2.普段から旦那を育てておく
残念ながら、今まで何も手伝ってこなかった人に、しんどい時だけ手伝ってと言ってもそもそも無理があります。
普段から少しずつ家事を手伝ってもらうように教育しておきましょう。
手伝ってもらうことが難しくても、「こういう作業(家事)がある」ということをとりあえず「知っておいてもらう」だけでも、いざという時に随分違います。
しんどい時にいちいち説明していられませんから。
とはいえ、本当に手伝ってくれる人は、しんどくない時も手伝ってくれるものなんですけどね…。
3.旦那への助けは「具体的に」求める
男性ははっきり言って気が利きません。ツーカー、阿吽の呼吸なんていうのも期待できません。
男性が能力を発揮できるのは仕事の場と狙っている女性を落とすときのみで、家に帰ったら完全にスイッチオフです。
「この状況見れば分かるよね?」なんていう無言の期待は、大きな失望の原因になります。
そのため、助けて欲しい時には、具体的に声に出して助けを求めるようにしましょう。
「今日はご飯を作れそうにないからコンビニでお弁当を買ってきてもらえないかな?私は何でもいいから」
「今日は子供の送り迎えをお願いできる?」など、まずはそこからはじめてみましょう。
4.旦那に過剰な期待をしない
夫婦を続けていくうえで大切なことでもありますが、夫に対して「過剰な期待をしない」こと。
過剰な…どころか、ちっぽけな期待すらしない方がいいかもしれません。
そうすれば、ちょっとしか助けてくれなくてもイライラしないし、全く期待していなかった分、それだけでもありがたく感じることができるかもしれません。
つまりは、「相手を変えるより、自分の心持ちを変える」ということ。
結局ただ諦めているだけじゃない、と思われるかもしれませんが、自分の心の負担がグッと変わりますよ。
まとめ
チェック⇒ 離婚原因ランキングで一番多い理由は?
インフルエンザになってしまった場合の対処法は、旦那への接し方に気をつけること。
助けてほしいことは具体的に伝え、あとは期待をしない。
不服かもしれないけれど、離婚の危機を防ぐには、相手を動かそう、変えようなんて思わないこと。
ちなみに、私の友人がよく言うのは「お金で解決すること」。
「喧嘩するくらいなら、お金で解決した方がいい」ということです。
たとえば、今回のように具合が悪くて料理ができそうにないなら「出前を取る」など。旦那にお弁当を買ってきてもらうことすら頼む必要がないから、お互いに楽です。
あとは、家事をどちらがするかで喧嘩が絶えないようなら「食洗器を買う」「乾燥機付きの洗濯機を買う」「お掃除ロボットを買う」など。
お金はかかりますが、家事負担が減り、夫婦喧嘩も減らせ、ストレスも減る!共働きであれば特におすすめです。
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