11月15日は「七五三」ですね。
離婚してシングルマザーのママ、もうすぐ離婚予定のママの中には、七五三をどうするか悩んでいる方もいるかもしれません。
子供のお祝い事なのでぜひしてあげたいものの、お金がかかるし、周りは両親がそろって来ている中で、うちには母親しかいない…。
そもそもするのか、控えるのか、元夫にも声をかけるべきか、義理両親も参加したいと言われたらどうするべきか?
などなど、悩みは尽きません。
おすすめの方法や経験者の方がどうしているのかについて調べてみました。
そもそも七五三とは

七五三は、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳となる年の11月15日に、住んでいる地域の神社やお寺に参拝し、子供が該当の年齢まで無事に成長したことを氏神様に報告し、感謝することです。
昔は乳幼児の死亡率が高く、3歳まで健康に育つことが大変な喜びであると同時に、3歳で言葉を理解し、5歳で知恵がつき、7歳で永久歯が生えてくるといった発育の節目でもあることから、七五三のお祝いが行われてきたといわれています。
ちなみに、数え年で考えるか、満年齢で考えるかは、昔は数え年でお祝いしていましたが、今は満年齢でお祝いするのが一般的となっています。
また、最近では、日にちにこだわらず、10月中旬~11月下旬で、六曜の縁起の良い日(大安、先勝)や家族の都合のよい日にお祝いをする家庭も増えています。参拝したあとは「長く伸びる」と長寿を象徴する千歳飴を子供の年の数だけ福袋に入れて、親族やご近所に配り、挨拶まわりをします。
★2016年七五三★該当生まれ年★
年齢 | 数え年 | ★満年齢★ |
7歳 | 平成22年
(2010年) 生まれ |
平成21年
(2009年) 生まれ |
5歳 | 平成24年
(2012年) 生まれ |
平成23年
(2011年) 生まれ |
3歳 | 平成26年
(2014年) 生まれ |
平成25年
(2013年) 生まれ |
こんなときどうする?
七五三の目的を考えると、自粛やお金がないから…なんて言わず、なんとかしてあげたいものです。前向きに「できる方法」を考えていきましょう。
1.人目が気になる
周囲はみんな両親がそろって来ている中で、自分のところだけ母親だけだと、子供にさみしい思いをさせそうだし、自分も肩身が狭い思いをしそう…
そんな時は、仏滅の日が穴場です。お祝い事なので…と仏滅を避ける人が多いため、普段より人が少ない可能性が高く、人目を気にせずゆっくりと参拝することができます。
「仏滅にお参りしてもいいものなの?大安、先勝の日を選んでするって書いてあるけど…」と気になるかもしれませんが、神社への参拝は六曜(大安・仏滅など)の影響を受けることはないため、本来は全く気にしなくて大丈夫なのです。
人が多いと、子供が人混みに紛れてしまったり、着慣れない衣装を汚さないか心配だったり、子供も自分もとても疲れてしまうと思います。
すいている日に行けるのであれば、絶対にお得です。
ただ、神社によっては、仏滅にはご祈祷をしていないところもあるため、事前に確認をするようにしましょう。
2.神社での受付(両親の名前欄)
神社でご祈祷をしてもらう際、受付表の記入をしますが、それには子供の名前や両親の名前、住所を記載する欄などがあります。
「・・・ん?」となるのが、「両親の名前」です。
離婚して父親がいない場合、どう書けばいいのか非常に悩んでしまいます。
離婚しても子供の父親であることに変わりはないため元夫の名前を書くのか、それとももう他人なので母親のところだけ書くのか…。
そもそもこれを書く理由、使い道は、「祝詞をあげる際に、神様にどこの誰が御祈願に来られたかを伝えるための情報」となります。
そのため、「元夫の名前を書いても書かなくてもどちらでもよい」ものとなります。
もし悩む場合は、神社の人に聞いてみるとアドバイスをいただけるかもしれません。
3.お金に余裕がない
七五三で費用がかかるといえば、衣装代、祈祷料、写真代、食事代です。特に衣装代や写真代は高くつきますが、賢くすれば費用を大きく抑えることができます。
【衣装代を抑える方法】
・友達や親せきなどから借りる
これが一番安上がりですが、汚してしまわないか心配で借りにくいところはありますね。
・レンタルショップで借りる、インターネットで購入する
「七五三 着物」などで検索すると色々なショップの商品がヒットします。レンタルする場合、着物セットは6000円くらいから、購入する場合は7000円くらいからあるようです。
着付けは美容室などに頼むと5000円くらい。インターネット上には、自分で着付けるための動画も色々とアップされているため、自分でできそうであれば更に費用を抑えることができます。
・スタジオアリスなどの子供向け写真館の衣装レンタル+着付け+写真撮影のセットを利用する
ただ、セットプランの基本料金は安いのですが、写真を注文することで追加料金が発生するシステムになっており、あれもこれもと頼んでいると、すぐに3万円~5万円くらいになってしまいます。
少しでも抑えるコツは、時期をピーク期からずらすこと(早割、遅割など)、衣装数を抑えること(色々撮るとその分全部欲しくなるので…)です。
【写真代】
写真館で撮影してもらうとなると、どうしても高くつきます。
そもそも七五三の目的は、あくまでも神様に子供の成長を報告し感謝することであって、写真館での写真撮影がメインイベントではありません。
自分で神社で撮った写真の方が味があるし、思い出に残ると思いますので、無理して写真館に行く必要はないでしょう。
【祈祷料】
5000円~10000円が相場だと思います。神社でのご祈祷はぜひしてもらいたいところですが、どうしても厳しい場合は、普通にお参りするだけでも良いと思います。
4.元夫にも声をかける?義理実家は?
元夫や義理実家との関係が悪くなければ、声をかけるのも良いでしょう。一緒に行くかどうかは、相手方の反応次第というところでしょうか。
逆に、関係が悪い場合は、私だったら声もかけません。後日写真だけは送るかもしれませんが、離婚後、全く連絡を取ることもないようであれば、それすらしないと思います。
経験者の様子を見てみると、下記のようなパターンがありました。
・不仲なので声もかけなかった
・後日写真だけ送った
・一応声だけかけてみて相手の反応にゆだねた
・自分と子供と元夫で参拝に行った
・自分と子供だけで済ませた後、元夫や義理実家でも連れていかれた
・声をかけていないのに、義理実家が勝手に日程を決めて連れ出された
・義理実家からお祝いが届いた…など
母親の心理としては、「不仲ゆえに二度と関わりを持ちたくない」「不仲だけど自分に何かあった時のことを考えて、子供だけは元夫や義理実家との付き合いを続けさせている」「別れても子供にとっては父親であることに違いないため付き合いを続けている」「元夫とは不仲で会いたくないけど、義理実家は良い人なので関係を続けていたい」など色々です。
元夫や義理実家の行動も人それぞれです。二度も七五三に連れ出された子供は、喜んだのか、疲れたのか…?
メインは「子供のお祝い」であることを考えて、子供がハッピーになれるような選択肢をとってあげたいものです。
まとめ

1.七五三は、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳になる年に、住んでいる地域の神社やお寺に参拝し、子供が該当の年齢まで無事に成長したことを氏神様に報告し感謝すること。
2.離婚をしてるから、お金がないから、人目が気になるから…など色々と心配な点があるかもしれませんが、子供のお祝い事であることを考えて、やはりやってあげたいもの。
無理はする必要がなく、できる範囲のことをしてあげればいいのですから、前向きにできる方法を考えていきましょう。
四苦八苦して行ったことも良い思い出になるし、子供が将来大きくなった時に「あの時お母さんは私のために一生懸命してくれてたんだな」ときっと思ってくれることと思います。
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