別居時に必要な費用や生活費の相場は?引越費用は旦那に請求できる?

別居したい。けど、お金がない。

そう思って踏みとどまっている人も多いのではないでしょうか。

旦那から婚姻費用をもらえることになったとしても、それで足りるものなのか?

正社員で仕事をしていれば何とかなりそうだけれど、専業主婦やパート勤めの場合、金銭的な不安がつきまといますよね。

そこで、実際、別居をするにはどのくらいお金が必要になるのか、「アパートを借りる」場合と「実家に住む」場合について、算出してみました。

別居の際 1か月あたりに必要になる生活費は?

1.アパートを借りて別居する場合

アパートを借りて別居する場合、別居先の家賃や水道光熱費の支払いが必要になります。

その他にも、食費、携帯電話代、日用品代、交際費、生命保険料など、様々な費用が…。

別居中の生活費の支払いをどうするかは、配偶者との話し合い次第にはなりますが、大きな金額ですよね。

下記の表を例に見ると、毎月12万円ほどの生活費が必要な計算になります。

※「小さな子供1人、無職」というイメージで見積もっています。

必要に応じて、これに保育料やおむつ代、ミルク代、洋服代など不足分をプラスしてください。

携帯電話代や生命保険料などは、旦那さんの口座から引き落としということであれば、その分は下の表から除外してみてください。

費用項目 実際に発生する金額
家賃・管理費 50,000円
水道光熱費 13,000円
食費 25,000円
携帯電話代 9,000円
日用品代 5,000円
交際費 5,000円
生命保険料 10,000円
合計金額 122,000円

2.アパートを借り場合の初期費用は?

実際にアパートを新しく借りるには、敷金や礼金、引越し費用、電化製品など、高額な初期費用が必要になります。

下の表は家賃50,000円だった場合の例ですが、別居を始めるのに必要な費用60万円…高いですよね。

費用を抑える策としては、敷金、礼金、仲介手数料は「家賃の○倍」というようにかかってくるため、家賃をできる限り安くすること。

また、最近は敷金、礼金、仲介手数料0円という物件もあるため、そういったところを探すのも手です。

電化製品については、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどは最低限でも必要になってしまうものですが、リサイクルショップで探してみたりするとグッと費用を抑えることができるでしょう。

引越し費用については、何社か見積もりをとって交渉すると金額を安くしてもらうことができるでしょう。

持ち出すものを減らすことも、引越費用を安く済ませるポイントです。

 

<入居時に必要な費用>

費用項目 実際に発生する金額 相場
前家賃 50,000円 入居月の家賃5~8万円
敷金 50,000円 家賃の1~2か月分
礼金 100,000円 家賃の2~3か月分
仲介手数料 54,000円 家賃の約1.08倍
火災保険料 10,000円 10,000~20,000円
引越し費用 50,000円 1Rや1DKの場合5~10万円
電化製品代 300,000円 TV・冷蔵庫・洗濯機な30~40万円
合計金額 614,000円

※参考サイト※入居時に必要な費用は?byアットホーム

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3.実家に身を寄せる場合

自分の実家に間借りして住む場合は、アパートを借りるのと違って、家賃や水道光熱費は発生しません。

食事も実家の家族と一緒にということであれば、食費も抑えられます。

家賃や水道光熱費、食費などの支払いについて、お世話になっている分を少しでも支払うか、完全に甘えさせてもらうかは、ご両親との話し合い次第です。

なお、こちらについても、細かい項目や金額については、ご自身の状況に合わせて計算をし直してみてください。

アパートを借りるのに比べると随分出費を抑えることができます。

費用項目 最低限必要な金額 実家に間借り代を支払う場合
家賃 0円 10,000円
水道光熱費 0円 10,000円
食費 0円 10,000円
携帯電話代 9,000円 9,000円
日用品代 5,000円 5,000円
交際費 5,000円 5,000円
生命保険料 10,000円 10,000円
合計金額 34,000円 64,000円

別居にかかる費用、旦那に請求できるの?

1.入居時費用、引越し費用

出してもらえるかどうかは、旦那さん次第です。

別居に至った経緯や、双方納得の上での別居かどうか、これまでの家計管理方法などによって変わってくるでしょう。

たとえば、旦那の不倫が原因で別居に至った場合などは、支払ってもらいやすいかもしれませんが、自分に非がある場合や旦那さんは別居を望んでいない場合などは難しと思われます。

出させる、払わせる!という強制力をもった法律は残念ながらないため、夫婦の話し合い次第です。

2.家具家電購入費

「1.引越し費用」と同じです。旦那さんに強制的に払わせることはできません。

3.家賃

婚姻費用の中に含まれているものと考えられます。

婚姻費用とは別に請求というのは難しそうです。

※別居先が実家の場合も、婚姻費用はもらえます。

4.生活費

「3.家賃」と同じです。婚姻費用をもらっているのであれば、それが生活費となります。

※別居先が実家の場合も、婚姻費用はもらえます。

 

費用がかからないのはやっぱり家庭内別居(-_-;)

⇒ 家庭内別居をしているのに離婚しない理由は?デメリットは?

⇒ 家庭内別居が与える子供への影響は?子供の気持ちは?

★婚姻費用とは★

「夫婦と未成熟の子」という家族が、その収入や財産、社会的地位に応じて、通常の社会生活を維持するために必要な生活費のこと。

例えば、家賃や生活費、養育費など。

民法では、夫婦がその負担能力に応じて分担する義務を負うものとしており、別居中であっても、法律上の夫婦である限りその義務は継続します。

そのため、別居後、旦那の方が収入が高い場合、婚姻費用分担請求をすることができ、金額は、月額いくらというかたちで、夫婦間で話し合い自由に決めることができます。

金額の算出には、家庭裁判所で作成されている夫婦の収入、子供の人数や年齢別にまとめられている「婚姻費用算定表」を目安とすると話を進めやすいでしょう。

 

婚姻費用算定表 家庭裁判所のHPより

⇒ 別居中の生活費請求「婚姻費用」の相場をチェック

例:子供3歳が1人。旦那年収500万円、自分年収0円の場合

⇒ 婚姻費用8~10万円となります。

 

まとめ

いかがでしたか。

やはり、アパートを借りるとなると、まとまったお金が必要になってしまいますね。

旦那さんが別居に積極的な姿勢であれば、費用を出してもらえるかもしれませんが…。

また、婚姻費用を支払ってもらうとしても、アパート暮らしではギリギリか足りないくらいです。

別居を考えるのであれば、実家に身を寄せるか、仕事について収入を得るかが必要そうですね。

なお、別居する際は、以前の記事に書きましたが、準備をしっかり整えてから始めてくださいね。

くれぐれも旦那さんに内緒で突然家を出るようなことはしないように。

別居の準備は周到に

⇒ 要チェック!別居する際の注意点と準備物はこれ!

⇒ 別居時の生活費「婚姻費用」の請求やその他手続きとは?

⇒ 別居の際、旦那の預金通帳や現金は持ち出してもOK?

⇒ 【無料一括比較】不用品おかたづけ見積もり.net-簡単2分で不用品お片付け!-

↓ここからは私の話です。

私は子供を連れて、実家に帰りました。生活費は旦那から毎月10万円もらっています。(特に請求しなかったんですが、その辺はきっちりしているみたいで…)

毎月の生活費としては、家賃、水道光熱費、食費で、両親に月5万円支払っています。(いざという時のために、とっておいてくれているんだとは思いますが)

その他に必要になるのが、有料の予防接種代、おむつ代、おやつ代、グッズ代、携帯電話代、生命保険料…といった感じで、旦那からもらったお金はほとんど手元に残りません。

ただ、育休中ということで、手当金が入ってきていることと、育休が明けたら仕事復帰して給料を得られるということで、まだ精神的にゆとりをもてています。

もし、仕事を辞めてしまっていたら…と考えると、小さい子供を抱えて再就職できる自信はないし、精神的に追い込まれていたと思います。

手に職つけてたらよかった…と今さら学生時代を後悔したりはしますが…。

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