家庭内別居が与える子供への影響は?子供の気持ちは?

夫婦が離婚ではなく「家庭内別居」を選択する大きな理由の一つに、「子供への影響」がよくあげられます。

離婚して片親で育てることになった場合、子供に嫌な思いや不便をかけさせてしまうのではないか、ということを懸念しての選択。

ただ、心配なのは、たとえ離婚しなかったとしても、両親が口を利かなかったり、食事をバラバラにとったり、そういった状況でも本当に子供のためになるのか?ということ。

もちろん、「子供の前では夫婦喧嘩をしない」などの取り決めをしているとは思いますが、子供はとても敏感なので、形だけ取り繕っていることも見抜かれているかもしれません。

もしそうだとしたら、子供が抱えるストレスは夫婦以上に大きいものだし、受ける影響も深刻です。

両親が家庭内別居をしている場合の子供への影響について、調べてみました。

家庭内別居が与える子供への影響は?

1.いつも人の顔色を伺うようになる

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「お父さんが怒ってる」「お母さんが怒ってる」

「どうやったらお父さんとお母さんは仲良くできるの?」

子供は、家族みんなで仲良く暮らしたいと願っています。

そのため、子供なりに、両親の機嫌をとろうと「お父さん、〇〇しようか?」「お母さん、〇〇をお手伝いしようか?」と一生懸命に気を遣うようになります。

気遣いができる人になるというのは良いことですが、行き過ぎると、何をするにも「これをしたら怒られないかな?嫌われないかな?」などと他人の顔色を過剰に伺うようになってしまいます。

自分がしたいことに果敢にチャレンジして、失敗して、学んで…という、成長のステップを踏むことができず、消極的で、自分に自信が持てない大人になってしまう可能性があります。

2.コミュニケーション能力が育たない

子供は、まず家庭での会話から会話術を学びます。子供の話し方や口癖が、自分や夫と似ていると思ったことはありませんか?

だからこそ、両親は言葉遣いに気をつけたり、言葉を選んで話すように気をつけたりするものです。

そんな中、夫婦の会話がなかったり、険悪な雰囲気の家庭では、そもそも会話をする時間が少ないため、子供のコミュニケーション能力が育ちにくくなってしまいます。

冗談が言えない、冗談が分からない、言葉の真意が分からない、言葉のキャッチボールができない…など。

上手に会話をすることができないため、友達を作ることが苦手になり、大人になってからも社会になじむことができず、人とのつながりをシャットアウトするようになってしまいます。

3.感情表現が苦手な人になる

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両親が喧嘩をしている様子を見たり、母親が傷ついて泣いている姿を見ると、「親を困らせてはいけない」「心配をかけてはいけない」と、わがままを言わなくなります。

聞き分けの良い賢い子に育ってくれたと思うかもしれませんが、子供は本当はまだ両親に甘えたいし、頼りたい盛りです。

そんな時期に、子供が自分の気持ちを押さえつけて本音を言わなくなってしまうのは、非常事態と言っても過言ではありません。

無感情になったり、感情を押し殺すようになるだけでなく、突然キレて感情を爆発させるようになってしまうかもしれません。

親にとっても、子供が本音を話してくれなくなるというのは寂しいものです。

4.否定的な考え方、物の言い方をするようになる

両親が喧嘩して、お互いを否定し合う様子を見ている子供は、他人に対しても否定的なものの見方をするようになってしまいます。

「〇〇君はそういう風だからダメなんだよ!」「〇〇ちゃんのそういうところが無理!」など。

相手の良い面を探したり、相手の言うことを前向きに捉える、互いに助け合うなど、肯定的な考え方をする方法を学ぶことができていないのです。

そのため、友達や社会からも受け入れられにくく、ますます孤立して否定的な考え方になってしまいます。

自分は不幸だ、他人がうらやましいと思うようになると、他人から幸せを奪おうとするような攻撃的な行動に走ってしまうこともあります。

5.自分を責めるような考え方になる

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両親の仲がどんどん悪くなる様子を見ていると、子供は「自分がなんとかしなければ」と、一生懸命明るく振る舞ったりします。

そんな中、「テストの点数が悪いのはお前に似たんだろう」「あなたがゲームばかりして見せるからよ」などと、両親が自分のことで喧嘩をしたとなると、子供は必要以上に自分に責任を感じてしまいます。

とはいえ、子供が勉強を頑張って成績を上げたとしても両親の仲が良くなるわけでもなく、ましてや両親が喧嘩のストレスを子供に八つ当たりしてしまったとなると、「自分なんかいなければ良かったんだ…」と自分を追い込んでしまうようになります。

6.歪んだ家族像を持ってしまう

両親が口も利かず、割り切った生活をしているのを見て育った子供は、「父親=お金を稼ぐためだけの存在」「母親=家事をするためだけの存在」という冷めた見方をしてしまうようになります。

夫婦間に愛情は必要ない、家族団らんが理解できない、家=安らぎの場ではなくなるということも。

そのため、結婚願望がなくなったり、歪んだ基準で相手を選び、結婚相手や子供を苦しめてしまうという、負の連鎖を起こしてしまう可能性もあります。

逆に、両親が反面教師となり、夫婦としての絆を大切にしたいがゆえに、結婚相手を束縛しすぎてしまう可能性もあります。

親にとって子供の幸せが一番ですよね(´Д`)

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子供の気持ち

家庭内別居の家庭で育った子供たちからは、以下のような意見があげられています。

・両親がギスギスしている姿を見て、「頼むから離婚してくれ」と思っていた。

・彼からプロポーズされたけど、両親のことをどう紹介したらいいか分からない。離婚してくれた方がよっぽどいい。

・家族愛のドラマを見ても、少しも感動しないし、意味が分からない。

・両親の姿を見ていたら、結婚生活に理想を思い描けない。ずっと結婚できないかもしれない。

・友達や周りの人に、両親が家庭内別居状態であることを言えず、仲が良い家族を演じていて辛かった。

・「子供のために離婚はしない」ということがプレッシャーだった。

・家庭内別居のせいか、親は子供にも無関心だったため、何をするのも自由で楽だった。

・家族団らんや家族旅行をしたことがなく、どういうものか分からない。

まとめ

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家庭内別居状態が子供に与える影響は大きなものです。

とはいえ、

「じゃあ、家庭内別居するくらいなら離婚した方がいいってこと?」

というと、そうではありません。

「子供のために離婚はしない」という選択が、単に「両親がそろっていること」「金銭面で不自由しないこと」で終わってはいけないということです。

「子供が嫌な思いをしないためにはどうするべきか」を夫婦でしっかりと話し合うこと。

そして、子供の様子をしっかりと見てあげて、変わった様子はないか、何か悩んでないか、などをこまめに気掛けてあげることが大切です。

夫婦の会話が少ない分、子供にたくさん話しかけて、気持ちや言葉を引き出してあげてください。

そのうえで、子供の前で夫婦喧嘩はしないこと。夫や妻の悪口を言わないことですね。

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