2月3日は節分の日ですね。
鬼に扮したパパを追いかけまわしながら豆を投げる、子供が好きな行事の一つです(^◇^)
ですが、仮面夫婦や家庭内別居中の場合はどうしたらいいのか?悩んでしまいますね。
夫婦不仲だけれど、子供のためには豆まきをしてあげたい…。でも今年は無理かな…。
なんて、諦めモードのママさんのために、できる方法を考えてみました。
この記事の目次
豆まきはした方がいい?

節分の日に豆まきってした方がいいのでしょうか?
大人だけだったら悩まないのですが、子供がいる場合はどうするべきか悩みますよね。
特に、幼稚園に通っているような幼い子供がいると、「ママ見て~」と幼稚園で作った鬼のお面を嬉しそうに見せてくるので、何もしないのは可哀そうな気がします。
夫婦仲が良ければ喜んでしてあげられるのに…なんて、子供への後ろめたさや申し訳なさも増大…(-“-)
とはいえ、夫との仲を考えると「どうしても無理、できない」なんていう場合は、「うちには鬼さんはいないから、豆まきしなくても大丈夫だよ」と子供に言ってみるのも一つだと思います。
ただ、節分や豆まきの意味を考えると、子供が主役になって楽しめる行事の一つとして、「する方向」で考えてみて欲しいなと思います。
そもそも節分とは
1.節分の由来や意味は
節分とは「季節を分ける」という意味があり、「季節の変わり目の前日」を指します。
日本には春、夏、秋、冬の四季があるため、本来はそれぞれの四季が始まる、立春、立夏、立秋、立冬の前日が節分の日となります。
その中で、現在も行事として残っているのが2月3日の節分の日です。
なぜ「立春」の前日の節分が残されたかというと、旧暦では立春が一年の始まりとされていたため。
新年を迎える前日(今でいう大晦日)に、鬼(厄)を払い、不幸や災いのない一年になるようにとの願いを込めて行われるものなので、今でも大切な行事として残っているのです。
2.豆まきの由来は
節分といえば「鬼は~外。福は~内」と言いながら豆をまく「豆まき」ですよね。
なぜ豆をまくのかというと、昔、京都にある鞍馬山から鬼が出てきて都を荒らしていた時に、毘沙門天からのお告げがあり、豆を鬼の目に投げつけることで鬼を退治することができたことに由来しています。
なぜ豆を鬼の目に!?と思いますが、どうやら「魔の目(魔目→まめ)」に豆を投げつけて、「魔を滅する(魔滅→まめ)」というところからきているようです。
3.豆まきのやり方

豆まきといえば、「鬼のお面をかぶったパパを追いかけまわしながら豆を投げつける」というイメージがありますが、実は「正式な豆まきの方法」というものがあります。
「まずは鬼を外に追い出してから福を呼び込む」というのは知っていると思いますが、結構細かいルールがあるんです(/・ω・)/
●「鬼は~外」と言いながら3回豆をまく
・まずは、玄関の内側から外に向かって3回、掛け声をかけながら豆を投げる。
・次に、同じく3回、掛け声とともに、各部屋の窓から外に向かって投げる。
●「福は~内」と言いながら3回豆をまく
・同じく3回、掛け声をかけながら、玄関の外側から家の中に向かって豆を投げる。
・同じく3回、掛け声とともに、部屋の入り口から部屋の中に向かって投げる。
●豆まきが終わったら、自分の数え年の数の豆を無言で静かに食べる
数え年とは、自分の満年齢に+1した数。
全部食べ切れない場合は、一気に食べなくてもあとでおやつ代わりに食べてもOKです。
●食べ終わったら、豆まきした豆の片づけ
ほうきや掃除機で豆を片づけたら、豆まき終了です。
どうです?真面目にすると結構時間がかかりそうだし、「あれ?どこからするんだっけ?」と分からなくなってしまいそうですよね。
ここまでルール通りにする必要はないと思いますが、夫とギクシャク状態なのであれば、決められたルールに沿ってする方が気が楽かもしれません。
自由にすると、「ちゃんと相手してあげてよ」「まださせるつもりかよ」なんて、些細なことで喧嘩してしまいそうなので…( ゚Д゚)
4.豆まき豆知識
●豆まきに適した時間はある?
鬼は夜出てくると言われるため、「節分の日の夜」にするのが良いといわれています。
●豆は何でもいいの?
「炒った大豆」を使うのが正式です。
炒る理由は2つあります。
・炒った豆を使うことに、鬼を封じるという意味があるため。
・あとで拾い忘れた豆から芽が出ると縁起が悪いため、炒っておくことで芽が出るのを防ぐ。
ただ、地方によっては殻付きピーナッツをまいているところもあるようです。
実際、私の実家がそうでした(*´з`)
拾うのが楽だし、殻がついてるから外に投げた豆も拾って食べることができて無駄がない…という我が家ならではのやり方と思っていましたが、地方によるということで少し安心しました。
北海道、東北、信州と九州の一部地域で、殻付きピーナッツが用いられているようですよ。
●豆をまくのは実は1人
みんなで豆をまくイメージがありますが、実は、1人だけ豆をまいて、残りの人は後ろから掛け声だけかけるのが正式なやり方だそうです。
そして、その豆まき担当者は「家の主人」または「その年の干支生まれの人」とのこと。
家の主人って、夫(パパ)だと思うのですが、だいたい「鬼」をしてますよね…(*´Д`)
●どうして豆を食べるの?
豆を食べることで「鬼退治が完了する」「体が丈夫になる」という言い伝えがあるためです。
仮面夫婦や家庭内別居中でも子供と楽しむには?

1.仮面夫婦と家庭内別居の違い
仮面夫婦と家庭内別居の共通点は、「夫婦としての愛情がなく、夫婦関係が破綻していること」です。
逆に相違点は、仮面夫婦は「表面上は普通の夫婦のように生活をしている」のに対して、家庭内別居では「夫婦や家族としての生活も破綻している」ことです。
そのため、仮面夫婦であれば、家族でイベントごとを実行すること自体はできそうですが、家庭内別居状態の場合はイベントごとをすることすら危うい状況かも…。
●仮面夫婦の特徴
・会話があり、食事も一緒に食べるけれど、お互いに愛情は持っていないし、本音や本心は出さず、他人のように建前で接している状態
・子供のため、体裁を気にするために表面上はうまくやって見せる
・周囲から見れば、普通の夫婦、むしろ仲が良い夫婦に見られることもある
●家庭内別居の特徴
・会話がなく、食事や洗濯も別、顔も見たくないし、気配すら感じたくないと居住空間も別々にしている夫婦も
・子供のため、体裁のためにとりあえず離婚はしない、離婚したいけど話し合いすらしたくない、離婚後の生活に金銭的な不安があるため離婚はしない、など家庭内別居を選択する理由は様々
※コミュニケーションが取れないのには原因が?
2.家族そろってする
鬼役と豆を投げる役という役割分担を考えると、パパに鬼をしてもらい、ママが補助しながら子供が豆を投げるというのが一番スマートな気がします。
問題は「夫にどう声をかけるか」ですが、「子供のために節分の日に豆まきをしよう」と事前に声をかけておくのが一番ですね。
自分から声をかけることが難しいようであれば、子供に「パパ、2月3日は豆まきの日だよ。鬼退治しようね」と声をかけさせるか…。
節分は、クリスマスやお誕生日ほどには準備が必要なく、鬼のお面と豆さえあればできるため、当日声をかけるのもありだと思います(^^;)
もし断られたら…そんな非協力的なパパは放っておいて、子供と思いっきり楽しみましょう♪
3.夫抜きでする
夫と一緒にしたくない、夫に断られた…という場合は、ママと子供だけで楽しみましょう。
ママが鬼役をしてもいいし、鬼の絵を描いて、その絵に向かって豆を投げるのもいいですね。
鬼の絵を描いた紙に穴をあけてひもを通し、カーテンレールに結び付けたり、押しピンでドア枠などに留めれば、鬼の場所を変えながら豆まきができます。
ちなみに、夫抜きですることを子供に不審がられないように気をつけましょう。
●対策1:夫が仕事から帰ってくる前に済ませる
仕事から帰宅する前など、夫がいない時に済ませるようにしましょう。
そうすれば、子供には「パパはお仕事で遅くなるみたいだから、ママとしようね」と言えますので。
パパが家にいるのに一緒にしないとなると、子供は大人が思っている以上に敏感に察してしまいますので気をつけましょう。
●対策2:パパ用の豆を用意しておく
夫の帰宅前に済ませようとしたところ、子供が「パパがかわいそう」「パパも一緒にしたい」と言い出した場合…。
「パパの分の豆も用意してるから大丈夫だよ。帰ってきたらパパにあげようね」と言って、パパの分の豆を渡してみせましょう。
何かというと、パパの数え年に合わせた豆をかわいい包装紙に包んでおくのです!(ひな祭りの時の金平糖みたいなイメージです)
子供は「パパの分もある」と思うと安心するし、中身は大豆なのでコストもかからないし、パパのおつまみにもなるし、パパの心もちょっとくすぐることができます(*’ω’*)
夫に優しくしたくない…という人も、この程度なら取り入れやすいのですよね。
4.実家でする
「やっぱり大勢でワイワイしたい」という時は、実家のおじいちゃん、おばあちゃんと一緒にするのがよいでしょう。
誰が鬼の役をするかというと…おじいちゃんでしょうか(^^;)
自分の家ではないということで、子供に探検ごっこさせながら豆まきするのも盛り上がるかもしれませんね。
盛り上がった分、家中に散らばった豆を拾うことになる親の顔を想像すると苦笑いですが、元気いっぱいの孫の成長を見て喜んでくれることでしょう…。
5.節分はしない
もちろん、節分の豆まきはしないという選択もありです。
ただ、理由が「豆まきした後の片づけが面倒くさい…」という場合は、殻付きピーナッツを投げるという方法を検討してみてはいかがでしょうか?
集合住宅住まいで、「豆まきの音が気になる」という場合にも、殻付きピーナッツがおすすめです。
大豆を投げた時のバラバラバラバラ…という音に比べると響きにくいですし、あとは朝や夜の静かな時間帯は避けるというのも対策の一つになると思います。
「気分が乗らない」「夫に声をかけたくない」「子供も乗り気でなさそう」という場合は、大豆を食べたり、恵方巻を食べたり、食卓上での節分を楽しむのはどうでしょうかね(・´з`・)
まとめ

無理してすることもないのですが、「鬼を払って1年の福を願う」という意味や、子供とこういう行事を楽しめるのも一時のこと、子供には色々なことを経験させてあげたい…というようなことを考えると、やっぱり節分を楽しんでもらいたいと思います。
「でも、うちは家庭環境が…」と悩むかもしれませんが、仮面夫婦や家庭内別居だから「諦める」というのは、自分のためにも子供のためにももったいないです。
これからの長い人生、夫と一緒にいる限り色々なことを諦め続けるとなると、何の楽しみもなくなってしまいますよね(*´Д`)
なので、「できる方法」を考えて欲しいと思います。
完璧である必要はないし、「我が家スタイル」を考えるのも楽しいものです。
ママがそうやって前向きに色々なことを楽しもうとする姿はそれだけで、子供の心をウキウキさせますよ(・´з`・)
※家庭内別居についてはこちらも
⇒ 家庭内別居の生活費やルールはどうしてる?子供への影響は?
子供がいると悩ましい問題ですよね(-“-)
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