離婚か別居かを決断する考え方や基準は?注意点と準備すべき事は?

離婚するか、別居するか。

別居には、冷却期間としての別居離婚が成立するまでの別居相手が離婚を受け入れてくれないがゆえの別居…など様々なものがありますね。

私がしている別居は、離婚を成立させるまでの別居でした。

「でした」と過去形にしたのは、当初その予定だったのが、来月からもう一度やり直してみることになったから。

どうせすぐにダメになるんだろうなーと不安でいっぱいですが、とりあえず前回記事、「旦那にイライラした時の対処法」を改めて実践してみようと思っています。

さて、これから別居しようと考えている方にぜひ伝えたいことがあります。

それは、「別居は計画的に」ということ。

私は、ある日突然家を出ましたが、その後、離婚に向けて調べ物をする中で、私の行為は離婚するうえで非常に危険な行動であり、損する可能性があることを知ったのです。

皆さんは、下記内容を読んで、しっかり準備して計画的に進めてくださいね。

離婚か別居かどう決める?考え方や基準は?

1.仕事や離婚後の資金の準備は?

離婚後の生活の見通しは立っていますか?

収入源の確保はできていますか?

子供がいないのであれば、ある程度は離婚後にでもどうにかできるかもしれませんが、子供がいる場合はそうはいきません。

子供を不安な気持ちにさせたり、大変な思いをさせることがないよう、当面の生活費の確保は必須です。

資金の用意ができていないのであれば、勢いで事を進めるのはやめましょう。

別居しつつ準備するのもありですが、資金確保には、同居しつつ仕事を探したり貯金をして準備をするのが一番効率的です。

 

2.夫への感情が限界?

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「一緒の空気を吸うのもムリ」というほど嫌いになってしまっては、一日でも早く家を出たいところだと思います。

ですが、離婚後の資金確保ができていない状態であれば、やはりすぐに離婚することはおすすめできません。

夫のことを「毎月お金を運んできてくれる人」と割り切って、ひとまず同居しつつ資金の確保をすすめましょう。

どうしても同居生活が無理な場合は別居もありですが、別居するのには家賃や光熱費等の大きな費用がかかるため、資金準備の効率は下がってしまいます…。

ただし、DVなど夫の暴力がある場合は話は別です。

実家やDV被害者用シェルターなどに相談して、家を出る方を優先させましょう。

 

3.離婚して後悔しないか不安?

離婚して後悔しないか不安がある…という場合は、離婚する前に別居してみるのが良いでしょう。

別居して離れてみると、お互いの良かったところを思い出し、気づかされることがあるものです。

ただし、別居をしている間に、夫の気持ちが離れて浮気されてしまったり、夫側から離婚を切り出されてしまう可能性もあります。

そのため、別居して気持ちを確かめたい場合は、離婚前提の別居ではなく、再構築に向けた冷却期間としての別居であることを確認し合っておきましょう。

 

離婚後の後悔を防ぐには?

⇒ 後悔しない離婚をするために考えておくべきこと5つ!

 

別居する際の注意点とは?

1.同居義務違反に注意

民法では、夫婦は同居し、お互いに協力、扶助しあわなければならないと定められています。

そのため、私のように、ある日突然家を出ていくと同居義務違反「悪意の遺棄」に該当してしまう恐れがあるのです。

そうなると、例えば慰謝料がもらえなくなったり、婚姻費用請求ができなくなったりなど、有利な離婚ができなくなってしまいます。

別居する際には、相手の同意を得てから始めるようにしましょう。

ただし、DVや酒乱などで緊急的に別居せざるを得ない理由がある場合は「悪意の遺棄」には当たりません。身の安全を確保すべくすぐに行動しましょう。

 

離婚前提の別居に向けた準備は?

1.相手の財産の把握

相手の通帳や給与明細のコピーをとっておくこと。

いざ離婚することになり、財産分与や養育費を決める際に損することがないように、相手の財産を把握しておくことはとても大切です。

別居中の生活費を請求する婚姻費用分担請求の際にも必要となります。

 

別居時の生活費について詳しくはこちら

⇒ 別居時に必要な生活費はいくら?引越費用は旦那に請求できる?

⇒ 別居時の生活費をもらうための手続きは?

 

2.生活費の確保

別居期間中、相手が生活費を払ってくれるとも限らないため、当面の生活費を確保しておくことです。

こつこつヘソクリを貯めておいたり、自分でも収入を得られるように資格をとるなど、準備を進めておきましょう。

いざ別居を始めたもののお金がないのは、精神的にかなり辛く、後悔の元となります。

 

3.離婚原因の証拠収集

離婚原因の証拠を集めておくこと。

例えば、不倫時の写真やケータイの履歴、DVで病院に行った際の診断書などは、離婚時の大きな力となります。

別居することに正当な理由があるという証拠にもなります。

別居開始してしまうとなかなか証拠が集められなくなるため、同居中に漏れなく集めておきましょう。

 

いくら嫌いでも婚姻中の浮気は許せませんよね

⇒ 浮気の兆候はあった?不倫中の夫に見られた変化を紹介します

⇒ 離婚前提の別居中に旦那が浮気!慰謝料請求はできる?

 

4.身辺整理

不要なものは捨て、必要最低限のものだけで生活しておくこと。

相手に別居の同意がとれたらすぐに別居開始できるように、相手が普段あまり目にしないような個所からひっそりと片づけを進めておきましょう。

話し合いをした後に相手の目の前で片づけるのは気まずいものもあるし、別居に反対して相手が豹変しないとも限りません。

慌てて身一つで家を出て、後から荷物を取りに帰った時には全部捨てられてしまっていた…なんてことも起こり得ます。

大切なものを失わないためにも、荷物の整理を進めておきましょう。

 

5.離婚届不受理申出を出しておく

「離婚届不受理申出」は、相手が勝手に離婚届を出しても受理されないようにするための手続きです。

別居開始後、財産分与や養育費などの話がつく前に、相手が勝手に離婚届を提出してしまわないとも限りません。

特に、相手の不倫が原因で離婚する場合などは要注意です。

これ幸いに、離婚届を提出されかねません(´Д`)

いくら離婚に同意していたとしても、離婚条件の決着が着くまでは離婚するべきではありません。

相手の行動に不安がある場合は、市町村役場に離婚届不受理申出を提出しておきましょう。

 

6.親権について

親権は同居の親に認められる傾向にあります。

親権が欲しい場合は、絶対に子供を置いて出て行くようなことはしないことです。

また、別居後の生活をスムーズに送れるよう、生活費や学校区等も考えておきましょう。

 

親権についてはこちらも(‘◇’)ゞ

⇒ 子供の親権獲得は母親の方が有利って本当?

⇒ 離婚後すぐ妊娠発覚。親権は?離婚後300日以内の出産は注意!

 

まとめ

別居の準備はできていますか?

私は、相手の通帳コピーはとったものの、給与明細は忘れていました。

相手の収入が分からないと、婚姻費用や養育費がいくらくらいになるのか調べることもできず、ヤキモキしました。

それから、別居後に浮気疑惑があったのですが、別居を始めると相手の動きが全く見えないし、携帯電話や手帳等も見れないため調べようがありません。

別居前に浮気の芽がないかだけでももう少し調べておけばよかったと後悔…。

離婚を前提とした別居か、やり直すための別居なのか、いずれにせよ準備は周到にしておいた方がよいと思います。

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