【義父が亡くなった後離婚】【元夫が亡くなった】喪中はがきを出す?

「離婚手続きを進めているさなかに義父が亡くなり、その後離婚した」「離婚した元夫が亡くなったなど、こういった場合、年賀状を出していいものでしょうか?

それとも喪中はがきを出して、年賀状は控えるべきなのでしょうか?

ちょうど離婚した年であれば、年賀状で旧姓に戻ったことを報告して、新しいスタートを切りたいと思っている方もいるかもしれません。

しかし、ここで対応を間違えてしまうと、「薄情者」「非常識」など言われかねません。

まずは、そもそも喪中はがきを送る目的から改めて見直してみましょう。そこに答えはあるかもしれません。

そもそも喪中はがきとは

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1.喪中はがきを出す目的

喪中はがきは、1年以内に近親者に不幸があった場合に、下記内容を知らせるために出します。

・故人に対する生前の厚誼への感謝

・喪に服しているため年始の挨拶や年賀状を送ることを控えさせていただくこと(年賀欠礼)

2.何親等までの親族について出す?

まず、喪中期間は故人との関係性により、喪に服する人の範囲や期間が決まり、一般的な目安は次のとおりです。

1年間「0親等」の配偶者、「1親等」の親、子、配偶者の親、子の配偶者

3か月間「2親等」の祖父母、兄弟姉妹、配偶者の祖父母と兄弟姉妹、孫、孫の配偶者

実際には故人との付き合いの度合いによっても変わります

そのため、1年間喪中の0親等と1親等について、喪中はがきを出せばよいことになりますが、1親等、2親等ともに1年間喪中として喪中はがきを出す方が多いです。

2親等の祖父母については、「同居していた場合は出す、同居していなかった場合は出さない」というような判断をしている方も多いようです。

配偶者の親族については、出すべきか悩まれるケースが多いと思いますが、そういった場合は、年長者(配偶者の父母)に相談してみられることをおすすめします。

3.送付相手は?

年賀欠礼の挨拶状なので、毎年年賀状を出している方に出しますが、すでに喪中であることを知っている身内には省略しても大丈夫でしょう。

なお、故人との面識がない「仕事関係先」や「友人」などの場合には、喪中はがきではなく「年賀状」を出す方も多く、故人との関係の深さによってどちらを出すか分ける傾向にあります。

4.いつ頃出すもの?

年賀欠礼の挨拶であることを考え、年内に届けば問題ありません。

ただ、ギリギリに出してしまうと、年賀状をすでに投函しまっていた方に無用な心配をかけてしまう可能性もあります。

わざわざ謝罪の連絡をしてこられる方もいますので、そういった気遣いをさせてしまわないよう、先方が年賀状の準備にとりかかる前の、11月中旬から12月初旬には届くように出すのが良いでしょう。

こんな時はどうする?

たとえば、「離婚した元夫が亡くなった場合」縁は切れているのだから年賀状を出しても良いのか?それとも喪中はがきを出すべきなのか?など。

離婚後も子供と定期的に会っていたりすれば、戸籍上は他人とはいえ、なんだか微妙な気持ちになったりもします。

とはいえ、「こんな時はこうしなければいけない」といった明確な決まりはないため、あくまで「自分がどうしたいか」「どうした方がよいと思われるか」を元に自分で判断して決めなければいけません。

考え方のポイントとしては、「故人との関係性」「離婚後の付き合い」「故人を偲ぶ気持ちがあるかどうか」です。

喪中はがきを送る目的となる、「年賀欠礼」=「自分にとって大切な方が亡くなったため、悲しみが深くてお祝いごとをする気持ちになれません。そのため、今年は年賀状での新年のご挨拶を控えさせていただきます」という文面に気持ちが即しているかどうかを考えてみると分かりやすいでしょう。

そう考えると「じゃあ喪中はがきは送らないでいいな」という答えになる方が大半だと思いますが、やはり不安が残るかもしれませんので、経験者の話を元にまとめてみました。

1.義父が亡くなり、その年に離婚した場合

離婚していなければ、もちろん喪に服すことになりますが、離婚したとなれば関係性は「他人」です。

そのため、喪中はがきは出す必要がありません

冷たいようですが、付き合いもないということであれば、「まったくの他人」と言っても差し支えないでしょう。

親子はたとえ縁を切ったとしても親子ですが、夫婦は別れれば赤の他人です。

赤の他人のお父様が亡くなられても、喪に服す必要はありません。最初に述べた年賀欠礼の気持ちもないようなら尚更です。

離婚と同時に、あなたの喪は明けたというか、消滅したのです。

2.離婚した元夫が亡くなった場合

元夫との関係は、離婚した時点で「他人」になるため、基本的には喪中はがきを出す必要はありません。

もし、離婚後も元夫と付き合いを続けていたということであれば、喪中はがきを出しても良いでしょう。

ただ、文面を考えると「前夫〇〇が逝去いたしました」となるため、受け取った方は違和感を感じるかもしれませんね…。

一方、子供にとっては、離婚しても親子の血族関係がなくなるわけではありません。

父親の戸籍に入っていなくても、実の父親であり1親等のままなので、1年間喪中になり、喪中はがきを出すことになります。

喪中はがきの挨拶文は、「父◯◯が逝去いたしました」です。

父親のことを憎んでいたり、親子の縁を切りたいと思っているのなら、無理に喪中はがきを出す必要はないでしょう。

子供がまだ小さくて連名で出しているような場合は、あなた(母親)に合わせても良いでしょう。

3.喪中はがきで離婚を報告してもいい?

喪中はがきは、その目的を考えると、離婚の報告に限らず、近況報告などは書かなのが一般的です。

特に慶事に関することは書かないのがマナーになります。

わざわざ離婚の報告を書かなくても、住所と旧姓に戻ったのを見て、察してもらえると思います。

もし、はっきりとお知らせしたいのであれば、12月になってから、改めて寒中見舞い」を出して伝えましょう。

まとめ

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1.そもそも喪中はがきは、1年以内に2親等までの親族に不幸があった場合に、「故人に対する生前の厚誼への感謝」と「喪に服しているため、年始の挨拶や年賀状を送ることを控えさせていただくこと(年賀欠礼)」を伝えるためのもの。年賀状を毎年やり取りしている人に対して、その方が年賀状を用意される前に送付する。

ただし、最近では、送り先によって喪中はがきと年賀状を使い分けたりする傾向にあり、それぞれの故人に対する思いや関係性などにより判断されている。

2.夫や義父は、離婚すればただの他人になる。そのため、基本的には喪中はがきを出す必要はない。

ただ、離婚後も付き合いを続けているような場合は、喪中はがきを出すことも選択肢の一つとして良い。

3.喪中はがきには、近況報告などを書かないように。離婚したことをお知らせしたい場合は、寒中見舞いを出して伝えるように。





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