面会交流を月に一回と決めたものの、入学式や卒業式、運動会などの学校行事に参加する場合は面会交流実施としてカウントされるのでしょうか?
あまり会わせたくないと思っている私としては、「すでに面会交流をしたのであれば学校行事参加は見送り」「学校行事に参加したいのならば、通常の面会交流はなし」にできればよいのになぁ…なんて思ってしまいます(;´∀`)
面会交流の条件ルール作りやトラブルのない面会交流実施に向けて、私の邪念がヒントになればなと思います。
この記事の目次
学校行事への参加は面会交流に含まれる?
学校行事への参加は、面会交流実施とみなされるのか!?
子供が小学校に入ると、入学式や運動会、授業参観、発表会、卒業式など、本格的なイベントが増えますよね。
離婚後も、離れて暮らす親から「学校行事に参加したい」と希望されることはあると思います。
それも、面会交流をしっかりと実施しているところほど、その確率は高いかと…。
まず前置き…
「子供が親に会うのに回数制限するなんておかしい」というご意見をくださる方もいそうなので、先に前置きを…。
「子供のためにもどんどん会わせたい」「回数制限なんてしていない」という方は、それはそれでOKです。
離婚後の家族の理想の形ですよね。
学校行事参加が面会交流にカウントされようとされまいと関係なく、子供との関りを多く持ってもらえればと思います。
面会交流後ろ向き派の方へ
「できれば会わせたくない」という、ちょっと後ろ向きな方はたくさんいると思います。
面会交流を実施しているけれど「必要以上には会わせたくない」「学校行事には参加して欲しくない」など思っている方。
私もそうです。
子供のためと思って面会交流を実行しているものの、それ以上には関わって欲しくないな…と思っています。
子供が成長して、自分の意思で「会いたい」と言い始めたのならまた考えますが…。
そんな、面会交流後ろ向き派としては、学校行事への参加も追加されてしまうのかどうかは結構な問題だと思います。
気になるその答えは…
学校行事参加は面会交流とは「別物」

弁護士先生に聞いたところ…学校行事への参加は、通常、定期的な面会交流とは別の扱いになるそうです。
理由は、行事に参加しても、親子間の交流が実質的に図れるものではないため。
確かに、入学式や卒業式、運動会、授業参観などの学校行事は、どれも遠巻きに見るものがメインで、親子の会話を楽しんだり、コミュニケーションをしっかり図れるような時間ではないですよね。
ショックですが、「学校行事参加するなら、通常の面会交流はお休みね」というわけにはいかないということに。
話し合い次第では面会交流扱いに
面会交流は父母の話し合い次第です。
相手が「今月は運動会があるから定例の面会交流はいいよ」と言えば、学校行事参加が面会交流とみなされることになります。
行事の内容にもよるし、仕事だったりその他の用事で忙しくて定例の面会交流の時間までとれない時もありますよね。
その時々で判断が変わると思うので、あまり不安になったり身構えすぎることのないようにしておきましょう。
学校行事と面会交流のどちらかにしたい場合は
自分から「学校行事参加は面会交流に含まれない」ということを言わないことです(;´∀`)
「どっちなんだろう?」「別でしょ?」とあいまいに思っている人は多いと思いますが、「別物だよ」とはっきり知っている人はそんなにいないと思います。
相手に両方参加を希望されるまでそっとしておきましょう。
離婚原因が相手からのDVなどで、子供や学校生活に支障が出る恐れがある場合は、学校行事への参加を制限することが可能です。
離婚調停の場や弁護士に相談してしっかりと条件を決めて書面に残しておきましょう。
さいごに
離婚後にまで関わりたくないという方には、ちょっとショックな内容だったかもしれません。
こうなったら「なるべく負担なく学校行事に参加してもらう方法」を考えるようにしましょう。
相手と顔を合わせないように時間をずらしたり、参加する行事をお互いに分けたり、学校行事参加時にはお互いに嫌な態度は禁止したり。
離婚して夫婦から他人になった後は、意外と冷静にさっぱりとした気持ちで会えたという人も多いですよ。
離婚後の学校行事参加については、こちらの記事もどうぞ。
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