「離婚したい」そう思った時に、まず頭に浮かぶのは「お金」ではないでしょうか。
離婚後の生活にあてるための資金を1円でも多く用意しておきたいものです。
でも、離婚時には、財産は夫婦で分け合わなければいけません。
コツコツ貯めても分け前は半分…。
夫は毎週好きに飲み歩いているのに、納得いかないですよね。
となれば、持つべきものは、やはり「へそくり」でしょう。
ちなみに、へそくりも財産分与の対象になるのでしょうか?
答えは…
この記事の目次
「へそくり」とは

1.財産分与の対象になる?
なります…。
なぜなら、へそくりは多くの場合、夫が稼いできた給料の中から妻が家計をやりくりして残った生活費ということで、夫婦が協力して得た(残した)お金だからです。
そのため、へそくりで購入したものも財産分与の対象になります。
2.へそくりは妻のものじゃないの?
上記のとおり、夫婦が協力して得た財産なので、妻のものではなく、夫婦のものになります。
3.秘密にしていたらどうなる?
へそくりは、へそくりというだけあって、夫に隠れて貯められているお金です。
そのため、うまく隠し通せれば、永遠に存在を知られることはありません。
知られなければ何もなかったことにできるのです。
つまり、秘密で通したもの勝ちです^^;
ただ、へそくりの存在を知られてしまった場合は、離婚後2年以内であれば、そのへそくりについての財産分与を請求される可能性があります。
逆に、発覚が離婚から2年間が経過した後であれば、財産分与として請求することはできなくなります。
ただ、へそくりがあることが分かっていれば得られたであろう利益について、不法行為に基づく損害賠償として請求される可能性はあります。
夫にバレない貯め方

離婚届をもらうには?場所や時間、休日は?ダウンロードできる?
生活費の中から、へそくりとして毎月2万円、あからさまに自分の通帳に振り込んでしまっていると、いつか夫から突っ込まれます。
「何で2万円を自分の通帳に振り込んでるの?」と。
へそくりは、こっそり貯め、バレない場所に保管する必要があるので、実はテクニックが求められるんです…。
では、どうやって貯めるか?というと、「生活費に消えた」と見せかけて、余らせた生活費を自分のポケットに入れるのです!
たとえば、たばこを買ったつもりで、たばこ代を貯金箱に入れる「つもり貯金」のようなものですね。
1.値引げ商品を狙う
スーパーで食料品などを買う場合、値引げ商品を買うことです。
時間帯や賞味期限によって、2割引き、4割引き、半額のシールが貼られているものがありますよね。
そういった値下げ品を買うようにして、家に帰ったら割引シールをはずし、正規料金で買ったと見せかけて、実際は浮かせることができた値引き分をへそくりに回すのです。
生活費の管理を夫がしていて、レシートを見せなければいけないような場合はそれも難しいですけど、家計簿に記帳するだけなら元値を書けばごまかせます。
食料品だけでなく、日用品や洋服なども、型落ち品やシーズンオフになってから買うようにすれば、随分金額を押さえることができます。
最初は、恥ずかしいなぁ…なんて思いもあるかもしれませんが、「離婚する」という目的があることを思い出して頑張ってみてください。
慣れれば、逆に、お買い得品を見つけてウハウハ楽しくなってくるものですよ^^
2.オークションや懸賞で貯める
着古した洋服や読み終わった本などは、ネットオークション、スマホのフリマアプリ、リサイクルショップで売りましょう。
数百円でしか売れないかもしれませんが、捨ててしまえば0円です。
子供服などは、何点かセットにして売れば、発送の手間も少なく数千円のまとまったお金をゲットできます。
夫には、売ったと言わなければバレません。
また、懸賞やモニター登録で商品を当てたり、試供品をもらったりして、買わずに済んだ分をへそくりに回す方法もあります。
どこに貯める?
離婚するつもりで貯めるのであれば、へそくりの存在が絶対にバレない場所に貯めるべきです。
そして、万が一のことを考えて、一か所にまとめず分散して隠すようにしておきましょう。
そうすれば、たとえ見つかってしまったとしても、被害を少なく押さえることができますから。
1.最も手軽なのは「現金」
銀行に預けると、夫に通帳の存在を知られてしまった時、残高照会をさせられる可能性があります。
そうなるとすべてパーです。
現金であれば、へそくりそのものが見つからない限り、バレることはありません。
その代わり、隠し場所には最新の注意を払わなければいけません。
よく聞くのは、タンスや押し入れなどではないでしょうか?
実際、へそくりを隠している人の中には、冷凍庫など「まさかこんなところに!?」というような場所に隠している人もいるみたいです。
夫が触らない場所ということで、裁縫道具や米びつの下、化粧ポーチの底…なども良いかもしれませんね。
また、実家なども夫の目や手が届かない聖域です。
2.流行りの「ネット銀行」
もう10年以上前から利用者がいるネット銀行=インターネットバンキングに預けるのも一つです。
普通の銀行と違っておすすめする理由は、通帳がないこと。
そのため、通帳を足掛かりにへそくりがバレる危険性はありません。金利が良いというメリットもあるようです。
その他のメリット・デメリットは各銀行によるため、自分に合ったところを探すと良いでしょう。
基本的には、へそくりを貯めるのが目的なので、引き出し手数料や振込手数料というよりも、入金手数料や入金方法、金利などに重点を置いて選ぶことになると思います。
ただ、注意したいのは、口座開設時に自宅宛てに郵便物が送られてくるところもあるため、それを夫に見つからないように受け取るということです。
あとは、マイナンバー制になった影響が今後どう出てくるかということ。
私は現金派ですが、ネット銀行も便利そうなので、まずは普通に使う銀行口座として、開設を検討してみたいと思っています^^
まとめ

離婚できる理由は原因は?調停や裁判につながる民法770条とは?
1.離婚を考えてへそくりを貯めている妻は多い。ただ、貯めているのは妻であっても、夫婦共有の財産といえるため財産分与の対象となる。
とはいえ、離婚時にへそくりのことを隠していても特に罰則があるわけではない。
離婚後にへそくりの存在が発覚してしまった場合は、離婚から2年以内であれば、そのへそくりについての財産分与を請求される可能性がある。
逆に、2年経過した後の発覚であれば、財産分与として請求することはできなくなるが、損害賠償請求される可能性がある。
2.夫にバレないようにへそくりを貯めていくには、生活費に使ってしまったと見せかけておいて、浮かせた生活費を貯めていくこと。
その手段としては、「セール品を購入して、割り引かれた分をへそくりに入れる」「不用品をオークションで売る、懸賞やモニターに応募する」です。
3.へそくりの保管方法としては、手軽なのは「現金」での保管。ただし、絶対に見つからない場所に隠すことが必要。発見されてしまった時のことを考えて、分散して保管しておくことがおススメ。
次におすすめは「ネット銀行」。通帳がないため、普通の銀行に預けるよりも、夫にバレる可能性が低い。ただ、口座開設時に本人確認などの郵送物が届くところもあるため、それぞれのネット銀行の特徴を調べて、自分に都合の良いところを探す必要がある。
コメントを残す