乙武洋匡の離婚慰謝料の金額は?夫婦の関係は破綻していたのか?

2016年3月に、衝撃的なニュースが報じられましたね。

著書『五体不満足』で有名な乙武洋匡が「不倫」をしていたという…。明るくて、聡明、誠実な人だと思っていただけに、かなりショッキングでした。

私も夫に不倫されたことがある身として、奥さんの気持ちがよく分かりますが、私より遥かにつらい気持ちだったと思います。

そして、それから約半年後の9月14日、離婚成立した旨のコメントが発表されました。

今回の不倫・離婚騒動は、「5人の女性との不倫」「妻の謝罪コメント」「乙武氏のコメント」など様々なポイントで、人々の反感を買っていますが、あなただったらどう行動したと思いますか?

乙武洋匡さんとはどんな人?

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出典:http://www.cebupot.com

生年月日:1976年4月6日生まれ

出身:東京都

先天性四肢切断という障害により、生まれつき両腕と両脚がなく、移動の際には電動車椅子を使用されている。

出身大学:早稲田大学

大学在学中、自身の経験をユーモラスに綴った『五体不満足』(講談社)が多くの人々の共感を呼び、500万部を超す大ベストセラーに。

結婚:2001年、同じ大学出身で1つ後輩の仁美さんと結婚

子供:2008年に長男が誕生。2010年に次男、2015年に長女が誕生

5人の女性との不倫発覚

2016年3月、週刊誌『週刊新潮』(2016年3月31日号)にて、5人の女性との不倫関係が報じられた。

2015年末には、20代後半の女性とチュニジア・パリ旅行に行き、ダミーとして男性を1名同行させていた。

一旦は否定したものの、その後、自身の公式サイトで事実を認め、妻と共に謝罪した。また、これまでの結婚生活で5人の女性と不倫したことを自ら告白した。

2016年4月、乙武氏の誕生日祝いパーティーで不倫を謝罪し、妻も同席の元で「自分の弱さをしっかり断ち切り、とにかく家族と穏やかな時間を最優先に過ごしたい」と宣言していた。

2016年6月、別居報道。

2016年9月14日、離婚を発表。

自民党の東京選挙区から出馬を検討していたが、不倫報道により出馬を断念した。

慰謝料はいくらになる?

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慰謝料とは、有責者が相手方に与えた精神的・身体的苦痛に対する損害賠償金で、不貞行為(不倫)による慰謝料の相場は100万円~300万円が多くなっています。

金額に幅がありますが、そもそも慰謝料は「こういった場合はいくら」というような明確な基準があるわけではありません。

婚姻期間、浮気の期間や具体的内容、頻度、浮気によるダメージ(別居や離婚に至ったなど)など、色々な要素を含めて考えられます。

乙武さんは5人の女性との不倫関係を認めていますので、「300万円×5人分=1500万円」と計算したいところですが、単純に5倍とはいきません。

では、いくらくらいになるのか?

まず慰謝料増額ポイントとしては、元奥様は世間に夫の不倫を知られ、自身も謝罪文を出すことになったということで、普通の人よりも受けた精神的ダメージはかなり大きかったと推測されること。

逆に減額ポイントとしては、「帰宅が22時を過ぎる場合は事務所に寝泊まりすること」というルールが夫婦にあったことが気にかかります。

なぜならば、不貞行為による慰謝料は「不貞行為が夫婦の破綻の原因になった場合」に請求できるものだからです。

つまり、そもそも夫婦関係が破綻していた状態で不貞行為をされても、慰謝料請求はできないということです。

以上のことから、最低0円(すでに夫婦の関係が破綻していたと判断される場合)、最高400万円程度(度重なる不貞行為、子供3人、報道による精神的苦痛の増大などを加味)だと推測されます。

夫婦は破綻していたのか?

日刊スポーツ3月28日発売分より、乙武氏の友人談

「乙武さんと奥さんは、夜10時を過ぎたら『家に帰らない』という約束をしていました。 奥さんは3人のお子さんを育てているので、夜10時までに子供たちを寝かしつけた段階で、疲れてしまっているためです。

乙武さん本人が『帰るとまた俺の世話しなくちゃいけないでしょ。 だから10時過ぎたら事務所に泊まって、と言われてるんだ』と話していました。そういう中で、別の女性と出会ってしまったんでしょう」

女性セブン2016年4月14日号より、記者から妻仁美さんへの取材

─乙武さんの不倫報道がありましたが。
「…正直、はらわたが煮え繰り返る気持ちでした。厳しく問い詰めて、本気で怒りました」

─報道前からお相手の女性のことは知っていた?
「…はい。夫から打ち明けられていました。悲しい気持ちになったし、彼を叱り飛ばしました。でも、私にとっても結婚生活がどうだったかを振り返り、葛藤はありましたが、家族としてもう一度、共に歩み、彼を支えていくことにしました」

─「責任の一端」とは?
「あの、そうですね。乙武は持って生まれた宿命を受け入れ、彼にしかできないことをやろうとしてきた人です。私は日常生活に困難を抱える彼と生活する大変さをわかって結婚したつもりでしたが、子供を育てる中で、手足のない体をぞんざいに扱ってしまったことで、彼がとても屈辱的な思いをしたこともあったと思います」

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出典:http://www.excite.co.jp/

慰謝料は傷つけられた代償ですが…

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⇒ 浮気相手に慰謝料を請求するための条件や金額の相場は?

「22時を過ぎたら家に帰らない」というルールを作ったのには理由があった。

妻仁美さんは、幼い子供3人の子育てを一人でこなしていた。

通常なら、体調が悪い時、所用がある時などは夫の協力を得ることができるが、乙武家ではそれは叶わない。夫が一緒にいたとしても何の助けになることもなく、ただ夫のお世話が増えるだけなのだ。

こういうと言葉が悪いように思われるかもしれないが、子育てはとても大変で、一人育てるだけでも自分の時間はなくなる。

仁美さんの場合、もともと乙武さんのお世話をされていたので、初めての子育てママよりは手慣れたところがあると思われるが、子供が1人増え、2人増え、3人ともなると、さすがに時間や体力の限界がくるだろう。

そうした中で、夫婦で話し合って決めた門限ルールは、ほかに手段はなかったのだろうか?と思うところもあるが、理解できるところもある。

そして、仁美さんの乙武さんに対する愛が冷めていたわけではないことは、夫の不倫を知って、激しい怒りと悲しみを感じていたことから分かる。

結果、「夫婦の関係が破綻していたとは言えない」と思う。

そして、私は乙武さんに腹が立つ。

家に帰ってこなくていいと言うことは、夫に対して自由を与えてしまうが、だからと言って好き勝手に不倫して遊んでいいというわけではない。

なぜそういうルールを決めたのか、二人で話し合って決めたことなのだから、乙武さんも理解しているはずなのに…。

これまでの約15年間、献身的にお世話をしてきて、彼の子を3人も産んだ奥さんの気持ちを考えると胸が痛い。

夫に不倫をされても、お金のために一緒に生活を続ける人もいるけど、乙武夫婦の場合は「ただ一緒にいる」ということは許されない。

妻はどんなに腹が立っても、生理的に受け付けなくなってしまっても、夫の介助をしてあげなければいけないし、夫は妻に申し訳ないと思っても、介助してもらわなければいけない。とても苦しい状況だと思う。

不倫をする人は、不倫がばれてしまった後のことを考えていない。

配偶者や子供という、かけがえのない家族を失ってしまうかもしれないことを今一度考えてほしい。不倫相手も、人の家族を壊す行為をしていることを、しっかりと考えてほしいと願います。





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