初節句のひな人形はどちらの実家が買う?夫や実家と喧嘩で離婚騒動?

3月3日は桃の節句、ひな祭りですね。

初節句を迎える家庭では、楽しみな反面、ひな人形の購入や準備の際に、夫婦や義理実家での意見が合わずに喧嘩になることもあるようです。

代表的なのが、「どちらの実家がひな人形を買うか」問題

実家が絡む問題なだけに、ひどい場合は離婚騒動にまで発展なんてことも…。

今回はそんなひな祭りに起こりがちな問題と解決方法についてまとめてみました。

ひな人形をどちらの実家が買うか?

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1.桃の節句は「母方の実家」から?

一般的には、このように区分されていることが多いです。

桃の節句(3月3日)…母方の実家から

端午の節句(5月5日)…父方の実家から

でも、ちょっと待ってください!

これは歴史的なものの名残であり、「必ず〇〇側が買わなければならない」という決まりがあるわけではありません。

最近では、双方の実家が折半して購入するところが多いようです。

 

2.実家の意見が合致するといいけれど…

問題になるのが、双方の実家の意見が合わない時…。

たとえば、母方の実家が折半を希望しているものの、父方の実家は「普通は母方が購入するものだろう」と拒否したり。

逆に、母方が「母方が買うものなのでうちで買いますね」と言っているのに、父方が「折半させてくれ」と言ってきたり…。

そこは折半で折り合いをつければいいでしょう!

と思うかもしれませんが、「普通は…」「常識では…」というこだわりが強い家だと、「今の時代」や「折半」という言葉や考えはなかなか受け入れてもらうのが難しかったりするんです(;゚Д゚)

 

たとえば、こんな時…どうしますか?

母方の実家 父方の実家
折半したい 母方が買うもの
買いたい 折半したい
買いたい 買いたい

 

そもそもひな人形は必要?

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1.買うのをやめる?

ひな人形の購入について、夫婦間や実家と揉める中で、「揉めてまで買う必要ないんじゃないか?」という結論に至りそうになる時がありませんか?

「初節句だし…」「女の子には買ってあげるものだよね…」

VS

「面倒くさいからやーめた」「気持ちの問題でしょ…」

さて、どちらの気持ちが勝つか…(; ・`д・´)

 

でもその前に、そもそもひな人形を飾ることの意味や目的をもう一度確かめてみて欲しいと思います。

そのうえで夫婦で話し合って決めたことであれば、どちらにしようと、あとで後悔することもないのではないでしょうか。

 

2.ひな人形を飾る理由は?

ひな祭りはもともと、平安時代のお人形遊びと、人形に自分の厄を移して海や川へ流した「流しびな」の行事が結びついたものです。

そこから、「人形が身代わりになり子供に災いが降りかからないように」という家族の願いや、「人生の幸福が得られるように」という気持ちが込められて、人形を飾るようになったとされています。

 

3.ひな人形を飾る期間は?

立春の2月4日頃~2月中旬にかけて(遅くとも節句の一週間前までには)飾り始め節句がすんだら早めに(遅くとも3月中旬までに)しまった方が良いとされています。

ちなみに、「しまう時期が遅れると婚期を逃す」なんていうことを聞きますが、これには根拠はないそうです。

おひなさまをしまう時期は、その季節の範囲内ならいつでも大丈夫。

ただ、人形は湿気・ほこり・汚れを嫌うため、天気の良い日にほこりを払ってからしまった方が良いとのことです(人形の久月さんより)

 

4.ひな人形を購入する時期は?

購入時期は、11月~12月が良いと言われています。

その理由は?

・新作のひな人形が出そろう頃なので、品揃え豊富な中から選ぶことができる

・土日祝日でも人形店はまだそれほど混雑していないため、ゆっくり見て回ることができる

1月に入ってからも購入することはできますが、ひな人形を配送してもらってから飾る時期を考えると、1月中旬には購入した方が良いでしょう。

 

どちらが買うか問題の対処法

「買いたい・お任せしたい」「折半したい・折半したい」とそれぞれの実家の意見が合致していればいいのですが、合致しない時は調整が必要になります。

その対応を誤ると、「常識がない」「普通じゃない」なんて、お互いの実家を責め合うような揉めごとに発展しかねません…(-_-メ)

そうなると、離婚の危機に一直線…ここは大事なところです。

今回は、「桃の節句は母方、端午の節句は父方が購入するもの」という昔ながらの図式(伝統?)に合わないケースについて見ていきたいと思います。

母方の実家 父方の実家
折半したい 母方が買うもの
買いたい 折半したい
買いたい 買いたい

 

1.理由を知ること

説得、交渉するためには、まずは理由を知ることです。

なぜそれを希望するのか?なぜそういう気持ちになったのか?

事情や背景を知り、そのうえでどうするべきか、どう収めるかを考え、説得・交渉していかなければいけません。

ここからは第一子の場合について考えていきますね。

 

●母方「折半したい」父方「母方が買うもの」

父方の実家が「女の子の初節句は母方が用意するもの」という姿勢でいると、ものすごく話を持ち掛けにくくなりますよね( ;∀;)

母方の実家が折半を希望する理由は何か?

・母子家庭だったり、年金生活だったりで、金銭的な理由がある

・次に男の子が産まれて、父方の実家が購入することになった時に大変だと思うから

・今の時代「折半するもの」と思っている など

 

●母方「買いたい」父方「折半したい」

父方の実家からの「お祝い事だから折半させてくれ」という申し出は、ありがたいことですよね。

でも、母方の実家が「女の子の初節句だからうちが買いたい」という強いこだわりを持っていたり、父方の実家が折半を希望する理由が微妙だったり…そんな場合は頭を抱えることになってしまいます。

父方の実家が折半を希望する理由は何か?

・初孫が嬉しくて、自分たちも何かしてあげたい…という気持ちから

・次に男の子が産まれるとは限らないため、平等性を考えて折半しておきたい

・次に男の子が産まれた際に、自分たちだけで負担するのは難しいため折半にしておきたい

・他の孫の時にもお金を出してあげたため

・今の時代「折半するもの」と思っている

・母方の実家が購入しようとしているものでは金額的に不足を感じるから など

 

●母方「買いたい」父方「買いたい」

どちらも「買いたい」と言ってくれるのであれば、「折半」に持ち込めば良いため特に問題ではなさそうですよね。

ただ、母方の実家が形式を重視する家柄で「女の子の初節句は母方がするもの」と譲らなかったり、父方も「それでも譲れない」となると険悪な関係になってしまいます。

父方の実家が買いたいと申し出る理由は何か?

・初孫が嬉しくて是非自分たちが買ってあげたい…という気持ちから

・他の孫にも自分たちが買ってあげたから平等にするために

・母方の実家が購入しようとしているものでは金額的に不足を感じるから など

 

2.どうするか決める

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理由を確認した時点で、なんとなく解決方法は見えてきませんでしたか?

それを夫婦で話し合い方向性を決定して、それぞれの実家に交渉を持ち掛けたり説得をすれば、万事解決です。

とはいえ、現実はそううまくはいかないものなんですよね…。

なぜなら、お互いに「自分の実家を大切にしたい、優先したい」という思いがあるものだし、「自分の実家が普通」という考えが根底にあるため。

 

そんな中でもとりあえず言えることは、「金銭的に出せないものは出せない」ということです。

無理してまで買ってもらうことはできませんから。

そのため、金銭的理由がある場合は、双方の実家で折半したり、夫婦で購入して母方の実家に一部援助してもらうとすることになるでしょう。

 

その他、「桃の節句は母方、端午の節句は父方」というこだわりがある場合は、「最近は折半が主流」ということとそのメリットを説明してみること。

「何かお祝いをしないと気が済まない」という場合は、「折半」を持ち掛けてみて、難しければひな人形以外の形でお祝いをもらうことにする。

たとえば「お祝い金」をもらったり「つるし雛」を買ってもらうなど。

 

3.最終手段はコレ

自分たち夫婦でひな人形を選んで購入し、一部援助してもらう。

その際、援助を依頼するのは、母方の実家のみにしたり、双方の実家にしたり、それぞれの状況によりますが。

「全額負担は厳しい」「一人っ子の予定で不平等感がある…」「他の孫にもしてあげたから」「双方購入したい」など、色々なケースに対してオールマイティに収めやすい方法と言えます。

デメリットとしては、購入してもらうのと違って、自分たち夫婦の負担分が発生すること…。

ですが、好みの人形を選べるし、「双方の実家を争わせることなく丸く収めることができる」というのが何よりも大きなメリットではないでしょうか(^^;)

 

揉めないためのポイント

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1.夫婦が主体となる

せっかくの実家からの申し出が「意地の張り合い」や「孫の取り合い」、果ては「お互いの家のけなし合い」にならないようにするには、夫婦が主導権を握ってコントロールすることです。

「初節句は親が祝ってくれるものでしょう」という思いがあるかもしれませんが、それぞれの実家の考え方が合わないのであれば、そのまま任せておくと危険です。

自分たちの子供の初節句なのですから、自分たち夫婦が仕切っても何もおかしくないし、夫婦で協力することで家族としての絆も深まります。

そういう姿を見せることは、両家の親も決して悪い気持ちにはならないはずです!

 

2.互いの実家を責めない

夫婦間で話し合う際に注意なのが、どちらか一方の実家の考え方に合わせようとすることです。

夫婦や双方の実家がそれで納得できるのなら問題ありませんが、できればお互いに「寄せていく」のが今後も長い付き合いをしていくうえでの理想ですね(・´з`・)

間違っても、「非常識だ」「おかしい」など、お互いの実家を責めたりけなすようなことを言うのは禁止です。

「普通はこうじゃない?」も相手を否定していることになります。

「うちの家ではこうだったよ」という発言も、繰り返し言いすぎると自己主張が強すぎて、結局相手を否定していることになります。

お互いに「うちはこうだったけど、そっちはどうだった?」と相手の意見も聞くようにすると、両家の良いところを生かした案が生まれると思います。

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まとめ

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子供の初節句は、子供の幸せを願って楽しく迎えたいもの。

そのためには、節句当日より、むしろ準備段階の方が重要とも言えるかもしれませんね(^^;)

どうか女の子が楽しい節句を迎えられますように♡

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私の夫はW(ダブル)なのかも…(-“-)





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