離婚調停ってどんな感じなんだろう…
調停で養育費を話し合う予定の方は、期待と不安が入り混じっている状態かもしれませんね。
私も先日、離婚調停で養育費の取り決めを行い、離婚が成立したところです。
結果として、目指していたゴールの8割くらいで落ち着いた感じではありますが、調停中はイライラさせられっぱなしでした(-“-)
それはなぜか?
今回は、私が調停で経験した内容を書いてみたいと思います。
この記事の目次
離婚調停での養育費の話し合いにイライラ!
調停員は誰の味方!?
調停員は、申立人と相手方のどちらの味方でもなく、中立な立場にいます。
仲裁役のような方なので、自分には相手の意見を、相手には自分の意見を伝え、両者を少しずつお互いの意見に寄せていくよう調整されます。
とは分かっているものの…
どうしても私にばかり譲るように言われているような気がして、「相手の味方なの?」と感じてしまいます(-“-)
不平等を感じさせられた家事調停官とは
子供の面会交流や養育費の話があるとのことで、家事調停官も同席されました。
この方、男性だからなのか?個人的な考えのせいなのか?、かなり「夫の味方」のように感じてしまいました…。
以下、私がイライラさせられた内容を書きますが、主にこの方が発言した内容です(=_=)
養育費を受け取る側の意見は弱い?
金額を決めるうえで、私の希望金額よりも、夫の希望金額を優先されました。
理由は、「相手が払えない金額で約束してもしょうがない」ということ。
家事調停官にそう説得され、決定した金額は、養育費算定表の該当ゾーンの中の最低ライン。
ちなみに、新算定表については冷たくあしらわれました…。その話はこちら。
旦那の収入確認は、給与明細や所得証明などを提出させるわけでもなく、ただ口頭で聞いただけでした。
払う側に口頭で聞いても、年収を低く言うに決まってるのに…。
これから調停する人は、夫の収入が分かるものを用意しておいた方がいいですよ。
生活費をもらえていない?
それなら婚姻費用の請求も一緒にしましょう(゚Д゚;)
早期解決は大切だけど、それって脅しでは?

私が夫の希望金額になかなか納得しないでいると、こんなことを言われました。
・調停が次回持越しになって、離婚も先延ばしになるよ
・次回給与証明を持ってきてもらうことになるよ
・調停が不調になったら、審判になったり、裁判になったりするよ
私的には、給与証明を提出するのは、逆に願ったり叶ったり!
それをもって審判していただけるなら、夫の希望金額よりも高くなる可能性の方が高いし、どんとこいだ!
とは思いましたが、
「育休明けで仕事復帰する前に、離婚を終えておきたい」
という気持ちが強くあったので、夫の希望金額に同意することにしました。
妥協点を探すため、早期解決を目指すためとはいえ、このセリフは脅されてるように感じてしまいました(;´Д`)
養育費が約1.5倍になる「新算定表」の評価は?
とりあえずこの場を丸く収めればいいってこと?
養育費金額はとりあえず夫の希望金額を飲んだのですが、子供の年齢が上がった時はそれに見合った金額にしてもらえるように交渉をしました。
算定表を見ると、15歳から養育費額が上がっていますよね。
けれど、それも受け入れてもらえませんでした…。
その理由は…
・必要になった時に養育費増額の調停を起こせばいいから
・入学金等のまとまったお金については、その都度話し合って決めた方がいいから
・先々の分までかっちり決めると、旦那の給料が上がった時に逆に損するから
・先々の金額を決めても払ってもらえなければ意味がないから
お金のことで争うのはこれが最後にしたいから今決めておきたいのに。
そんな妻側の気持ちは分からないのでしょうね。
それにしても、こんな逃げ腰のような、支払者を擁護するような姿勢だから、養育費の未払い者が増えているのではないか?と考えさせられました(;´Д`)
旦那の人間性を加味してくれない?
そもそも、旦那の人間性を理解できていないのでは?
というか、人間性まで見る必要がないと思っているのでは?とも感じました。
私の旦那は口が悪く、養育費についていえば、こんなセリフを言うような人でした。
・養育費は2万円が相場だ
・養育費を払ってる奴は2割しかいない、払ってもらえるだけありがたいと思え
・俺はどうせすぐに仕事を辞めるから。そしたら払わなくてよくなるんでしょ。残念だったね
・母子家庭でせいぜい苦労すれば
・養育費〇万円払ってやるから今すぐ離婚して!俺は自分の好きなことをしたいから
・養育費、養育費って…本当に金の亡者だね
こんな夫なので、子供が大きくなってかかる費用が増えたからと増額請求しても話が通じそうにありません。
請求したらまた嫌なことを言われることになるんだろうな…と考えるだけで精神的に負担です。
そう訴えてみたのですが、やはり「今決めてもしょうがない」という答えしかもらえませんでした(;´Д`)
最終的に自分を納得させた方法は?
子供への愛情はこの程度
「旦那の子供への愛情は、〇万円程度なのね」と受け取るようにしました。
給料〇〇万円もらっていても、子供にかけられるお金は〇万円なのか…と。
もちろん子供にはそんな伝え方はしませんが、そう考えると何だか吹っ切ることができました。
もらえなくなった時は面会交渉もなくなる
養育費を途中で払ってもらえなくなるかもしれないという不安はありますが、その時は面会交渉もなくなるはずです。
「もらえなくなった折には、面会交渉という嫌なことが一つなくなる」
そう考えると、不安が少し期待に変わったような気がします…。
頼れる弁護士事務所がある
養育費を途中で払ってくれなくなった、消息不明になった、減額請求された…など、
これらの悩みを解決してくれる弁護士事務所を発見しました。
しかも、旦那と接する必要がなく、すべて弁護士事務所が対応してくれるという、シングルマザーの救世主のような存在です。
「何かあったらここに頼ればいい」と思うと、先々のことに対する不安が減りました。
離婚後に養育費がもらえなくなったらここしかない!
まとめ
これから調停を迎える方を不安にさせてしまったらすみません(;´・ω・)
けれど、こんなこともあるんだと知っておくことで、「備えること」ができます!
ぜひ、「私だったらこう切り返そう」とシミュレーションして、私の事例を生かして欲しいと思います。
ちなみに、調停中、救いもありました。
それは、女性の調停員が私の気持ちを理解してくれていたことです。
家事調停官が旦那側に話をする前から諦めてしまうことも、女性調停員は、
「何とかなるように私から交渉してみるから。いったん預けて」
と言ってくれたりして、その気持ちや言葉だけでも本当に心が救われました。
調停はなにも敵地に乗り込むわけではないので、恐れることなく迎えて欲しいと思います。
※「養育費」に関する記事はこちらにまとめています。
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