養育費の未払い分を請求しようとしたら、元旦那と連絡が取れない状況に…。
離婚後知らない間に引っ越しされて住所不明、電話番号も変えられてしまった場合の対処方法を紹介します。
養育費から逃げるために失踪するなんて、子供の父親としてあり得ません。
居所をつかんできっちり養育費を請求しましょう!
この記事の目次
離婚後に元旦那を探して連絡を取る方法は?
元旦那の実家に聞く
シンプルな方法ですが、元旦那の実家に連絡先や居場所を聞き出しましょう。
ただ、元旦那が口止めしていたり、息子を守ろうとして知らないふりをされる可能性があります。
元義父母に探りを入れる際は、「養育費が未払いなんです!連絡先教えて下さい!!」などと養育費請求の件であることを伝えるのはやめておきましょう。
「子供がパパに話したいことがあるみたいで…」や「渡したいものがあって」など話すと警戒されにくく教えてもらいやすいですよ。
元旦那の職場に聞く
元旦那の職場に連絡先や住所を聞いてみるのも手です。
ただ、夫婦ではなくなっているため、個人情報保護の観点から教えてもらえなかったり、「本人から連絡するようにさせます」などと言われるかもしれません。
その際は、「子供の養育費の件で、急に連絡がとれなくなって困っているんです」など事情を少しだけ説明してみましょう。
注意点は、必要以上に熱く語ってしまうことや、元旦那の人間性を否定することです。
「養育費を払ってもらえず困ってるんです…。子供もお腹を空かせていて可哀そうで(泣)」
「養育費を払ってくれず逃げ出したんです‼クズの無責任男です(怒)」
会社の人を困らせてしまうし、ただならぬ様子に警戒されて返って教えてもらえなくなる可能性があるため、冷静に話をしましょう。
知人友人に聞く
元旦那の友人や共通の知人友人に聞く方法もあります。
ただ、元旦那さんの肩を持たれそうな友人には聞くのをやめておいた方が無難です。
「元奥さんがお前の連絡先聞き出そうとしてきたぞ」なんて情報を流され、実家や職場などに絶対に教えないように手を打たれてしまう可能性があるため、相手選びは慎重にする必要があります。
元旦那に反感を持っていたり、子供のことを可愛がってくれていたり、非常識を嫌い正義感の強いような友人なら味方になってくれる可能性があります。
戸籍や住民票で元旦那の住所を突き止める
周囲に当たっても連絡先が聞き出せなかったり、電話番号ではなく住所を知りたい場合は、戸籍や住民票を取ってみる方法があります。
戸籍の附票を取る
戸籍の附票には、本籍地が変わらない限りは移転先住所がすべて記載されるため、そこから新住所を突き止められます。
しかも、離婚後で元旦那の戸籍から抜けた後でも「除籍者」として取得することができるため、特別な準備も必要ありません。
相手が離婚後や引越し後に本籍地を変えていないのであれば、戸籍の附票を取ってみるのが確実かつ簡単です。
元旦那の住民票の除票を取る
戸籍の附票から新住所を調べられなかった場合は、住民票の除票を取ってみる方法があります。
住民票の除票には、住民票を異動した履歴が記載されているため、そこから元旦那の新住所にたどり着ける可能性があります。
ただ注意なのが、住民票を取ることができるのは「同一世帯にいる者」とされており、離婚後の元妻の身では原則取得することができないということ。
そのため、過去に婚姻関係があったことを示す戸籍謄本や養育費の支払いが滞っていることを証明できる通帳の写しなどを用意していきましょう。
「正当な理由」を証明できれば、元旦那の住民票取得を認められる場合があります。
戸籍や住民票から探せなかった場合は?
戸籍や住民票から元旦那の住所を見つけられなかった場合はどうしたら良いのでしょうか?
引越しや再婚などで元旦那の本籍地が変わっていたり、住民票の異動届がされていなかったり、市区町村役場が住民票の取得を認めてくれなかったり…。
こうなると自力で探す方法は厳しいため、専門家に依頼することを考えましょう。
探偵事務所に人探しを依頼する
人探しといえば「探偵事務所」!
費用面が心配な人は多いと思いますが、金額は依頼先の料金体系や元旦那に関する情報量によって大きく変わってきます。
例えば情報量でいえば、元旦那の職場が分かる場合は、張り込み先や時間帯を絞ることができるため比較的費用を押さえることができます。
逆に、転職してしまい現在の職場も分からない場合は、張り込み先を絞れないため調査が難航して金額が高くなってしまいがちです。
探偵事務所に人探しを依頼する場合は、まずは無料相談で状況を伝えて見積もりを取ってもらうことがおすすめです。

弁護士に住所調査~養育費請求まで依頼する
探偵事務所に人探しを依頼するよりも確実なのが、弁護士に依頼する方法です。
弁護士には「弁護士照会」という制度があり、元旦那の職場や市区町村役場などに照会申請を出すことによって、速やかに情報を得られる可能性があります。
ただ、弁護士照会の職権を使うには正当な理由が必要とされているため、単なる人探しとしての依頼は難しいかもしれません。
養育費の未払い分請求として依頼するなど、依頼内容や費用については事前の無料相談などでしっかりと確認をしておきましょう。
ちなみに、一度でも逃げ出したことがある元夫の場合、いつまた失踪されるか不安がつきまとうかと思います。
今回居所を見つけて養育費をもらえたとしても、もしまた同じことになってしまったら、探す手間がかかるし、弁護士事務所に依頼するとなるとその都度に着手金が必要になってしまいます。
そんな不安があるのであれば、「イストワール法律事務所」をおすすめします。
養育費未払い請求に力を入れている弁護士事務所で、支払う費用は成功報酬だけで着手金やその他費用がかからないんです。
もし元旦那が失踪したとしても、月々の成功報酬の中に失踪対応も含まれているため、どんと構えて過ごすことができますよ。
さいごに
元旦那が失踪するだけなら気にならないものの、養育費の受け取りが止まってしまうのはとても困りますよね。
最悪の場合、このまま逃げ通されてしまう可能性も…。
失踪されてからの期間が空くほど捜索は難しくなってしまうし、養育費の未払いも増えていきます。
養育費の支払いが2か月以上滞った場合はまず元旦那に連絡をしてみて、連絡が取れない場合は速やかに捜索活動を開始しましょう!!
離婚後の未払い養育費請求について詳細はこちら⇒イストワール法律事務所
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