
離婚する場合、「離婚届の提出」が必要なことは、みなさんご存知かと思います。
ただ、実際に提出するとなると、一人で行ってもいいものか?離婚届以外に必要なものはないのか?提出したらすぐに離婚が成立するのか?
など、様々な疑問が出てきませんか?
「やっとこれで解放される!」と意気揚々と提出しに行ったら、不備があって受理されなかった…なんてことも結構あるようです。
離婚届の提出をしに何度も出直さなければいけないのは嫌ですよね…。
離婚成立まであと少し。抜かりなくいきましょう。
この記事の目次
離婚届の提出先と必要書類
1.離婚届はどこに提出する?
離婚届の提出先は「届出人の本籍地又は所在地の市役所、区役所又は町村役場」となっています。
この「所在地」とは、「その人がいる土地」ということなので、今住んでいる場所に限らず、勤務先がある場所や旅先など、どこからでも提出できます。
ただ、本籍地以外の場所で提出する場合は、戸籍謄本が必要になります。
2.必要書類や準備しておいた方がいいものは?
夫婦の話し合いで離婚を決めた「協議離婚」の場合の必要書類はこちら。
●離婚届
最も重要な書類。記入内容に漏れや誤りはありませんか?
不備があれば受理されない場合もありますので、提出しに行く前にしっかり見直しておきましょう。
●身分証明証
運転免許証やパスポートなど、顔写真付きの本人確認書類が必要になります。
◎戸籍謄本
本籍地以外の役場で手続きをする場合に必要になります。
◎婚氏続称の届
離婚後も婚姻時の姓を名乗り続ける場合に必要な書類です。
◎印鑑
離婚届に不備があった場合、訂正印として必要になります。
離婚届に押印したものと同じ印鑑を夫婦それぞれの分、用意しておきましょう。
3.離婚届提出後、離婚成立日はいつになる?
離婚届を提出して受理された日が、離婚成立日となります。
そのため、開庁時間内に窓口に直接提出しに行った場合は、受け取ってもらえたその日が受理日となり、離婚成立日となります。
ただし、夜間休日窓口に提出した場合は、翌開庁日に記載内容に不備がないか確認し、問題がなければ受理されますが、離婚成立日は夜間休日窓口に提出された日にさかのぼります。
※離婚後、後悔しないだけの整理はついてる?
離婚届提出時の注意点
1.記載漏れや誤りがないように
記載内容に不備があると、離婚届は受理してもらえません。
不備がある箇所は窓口で教えてもらえますが、修正するには訂正印を押す必要があります。
そのため、離婚届を提出しに行く際は、夫と妻それぞれの印鑑を持参しておくようにしましょう。
※提出前に、記入内容の最終チェック!
2.離婚届は一人で提出しに行ってもいい?
離婚届を一人で提出しに行くのは、もちろんOKです。
離婚するということで、すでに別居していて遠方にいたり、会話もないような状態であることが多いため、夫婦そろって提出しに行く方が少ないと思われます。
気がかりなのは、離婚届に不備があった場合のことです。
上記に記載した通り、提出時は夫婦それぞれの印鑑を用意しておいた方がよいのですが、夫の印鑑を預かれない場合は、離婚届にある「捨印」の欄に印鑑を押しておいてもらうようにしましょう。
誤字などの単純な不備であれば、この捨印で対処してもらうことができます。
ただ、不備内容によっては、訂正印が必要であったり、本人による訂正が必要な場合もあり、出直さなければいけないこともあります。
一人で行く場合は、記載内容を入念にチェックし、不備がない状態で行くことが一番です。
3.離婚届提出はいつでもできる?
離婚届は24時間365日提出することができます。
とはいっても、市区町村役場の窓口が開いている時間は、平日の8時30分~17時15分。
それ以外の時間帯の場合は、夜間休日窓口に提出することになり、正式に受理されるのは、翌開庁日になって内容の確認がなされてからとなります。
もし記載内容に不備があった場合は、後日役場から連絡があり、再度開庁時間に出直すことになりますので、注意しましょう。
まとめ
さて、離婚届を提出すれば、いよいよ離婚成立です。
離婚後の生活については不安もあるかもしれないけれど、ここまで色々悩んで考えて準備してきたので、悩みから解放され、新生活に向けた楽しみの方が大きいのではないでしょうか?
女性の場合、離婚が成立したあとも、子供の戸籍異動や名義変更など、まだまだしなければいけない手続きがありますが、とりあえずは離婚届を受理してもらえればほっと一安心ですよね。
提出までの残り少し、頑張っていきましょう。
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