離婚調停は【申し立てられた側が不利】って本当?A子の事例

「離婚調停は申し立てられた側が不利」という話を聞いたことがありませんか?

これって本当なのでしょうか?

もしそうであれば、旦那が「調停だ!」なんて言い出したら、こちらの方が先に申し立ててしまった方が良いということでしょうか!?

実際、旦那から離婚調停を申し立てられた友人の事例も紹介しながら、その噂について検証してみたいと思います。

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友人A子の経験談

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私の友人A子さんは、新婚早々で旦那と離婚することになり、旦那に離婚調停を申し立てられていました。

籍を入れて2か月くらいしか経っていなかったため、まだ同居もしておらず、財産分与するようなものもなく、お互いに離婚の同意がとれていたので「離婚届を出して終わり」と思っていたら、裁判所からの離婚調停への呼び出し通知が届いたそうです。

1.離婚に至った経緯

離婚原因は、披露宴の準備で発覚した「夫ママの過干渉」と「夫のマザコン」でした。

披露宴の準備をしていた際、夫ママは毎回立ち会っては口出しをしてきて、プランナーさんに値引け攻撃を繰り返していたそうです。

「各テーブルの花はいらないわ。どうせ誰も見ないし。音響もいらないわ。どうせ誰も聞いてないんだから、その分値引いて」「司会もいらない。娘が学生時代放送委員をしていたから娘にさせるわ。これもカットね」「ほら、これで○○万円もやすくできたわ♪」というような…。

そして、その刃はA子さんにも向けられたそうで、「うちの息子は洋装は似合わないから和装のレンタルだけでいいわ。あなたは成人式の時の着物があるからそれでいいわね」「ドレスが着たいならあなた一人で着ればいいんじゃないの」などの言葉があったそうです。

その間、夫はずっと苦笑いするも意見はなし。

途中夫ママが席を立って2人になったすきに、A子さんは夫に「成人式の着物ではおかしいから、和装もレンタルしたい」「ドレスと和装で並ぶとおかしいから、タキシードも着てほしい」「テーブルに花がない披露宴なんて見たことないから花も置かせてほしい」「お金が気になるのだったら、この分は私が全部出すから、お願い!」と頼んだそうです。

その後、数日してから…夫ママがA子さんのもとに怒鳴り込んできたそうです。

「嫌がる息子に洋装を押し付けるなんてかわいそうだと思わないの!?うちはお金がないからあんなこと言ったんじゃないのよ!失礼よあなた!自分で出すからって、何様のつもりなの!!謝って!自分の非を認めなさい!!」「披露宴はキャンセルしましょうか?キャンセル料はこちらが負担しますから!なんなら離婚しますか?指輪代もこちらで負担しますから!」

というようなことをすごい剣幕で言われたそうです。

その時、夫はどうしてたのかというと、残念ながらずっと黙り込んで、何のフォローもしてくれなかったそうです。

A子さんは、自分に非があるとは思えないし、そのような親子のもとで結婚生活を続ける自信がなく、離婚を決意し、「披露宴はキャンセルしてください。離婚もします。お支払いよろしくお願いします」と言ったそうです。ここで自分も半分負担すると言うと、また変に受け取られるかもしれないから、すべてお任せすることにしたと。

しかし、しばらく経ったあと、指輪代の請求がA子さんのもとに入ったそうです。お店に確認すると、夫側は指輪代の支払いを拒否したということでした。

そして、その後、例の離婚調停への呼び出し通知が届いたと…。

2.調停の様子

調停委員2人とA子さんの3人で話をしたが、調停委員はその前に夫側と話をしていた様子。

そのためか、こちらが悪者と思われているような雰囲気があったそうです。もしかしたら、場の雰囲気もあって、そう感じただけかもしれませんが。

調停委員との最初のやりとりは、こんな感じだったそうです。

調停委員「あなたは離婚することに同意しますか?」

A子「はい」

調停委員「では、離婚するうえで何か条件はありますか?」

A子「「いいえ」

調停委員「…。ではなぜ調停を申し立てられたのでしょう?夫側も特に条件はないとのことですが」

A子「…分かりません。もしかしたら、慰謝料を請求されるとか思われているのかもしれません」

A子さんは知り合いの行政書士のすすめで陳述書を書いていたため、その場で調停員に手渡しして、離婚に至った経緯を説明しました。

そして、離婚にあたっての条件といえば…ということで、結婚指輪代の支払いについて夫に確認をしてほしい旨を調停委員に伝えたそうです。

調停員から夫に確認をした結果、夫側からの返答は「払うなんて言った覚えはない。披露宴のキャンセル代を払ったのだから、指輪代はそちらで払うべきだ」と。

A子さんはとても不服で、「突然、夫の母に怒鳴り込んでこられて、偉そうに払ってやる!って言われたのに、今になって払わないというのは約束破りです。せめてそう言ったことは認めてほしいです」というようなことを言ったところ、調停委員に「そういうことは言わない方がいい」と諭されたそうです。

調停委員いわく「夫側が離婚するって言っている今、離婚しておいた方がいい。夫側が、指輪代を払わなければいけないくらいなら離婚しない!と言い出しても困るでしょ?あなたは離婚したいのでしょう?10数万円払って別れられるならラッキーと思った方がいい」と諭されたそうです。

自分は何も悪いことをしていないのに、嘘もついていないのに、なぜ私が我慢しなければいけないの!?私が悪いの!?と辛く思ったそうですが、指輪代は自分が払うことにして、慰謝料や財産分与などのお金の動きは全くなく、離婚成立に至ったとのことでした。

メリットはそれぞれにある

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1.申し立てた側「先に意見を述べられる」

調停を申し立てた場合、裁判官や調停委員に対して、相手方より先に意見を述べることができます

自分の意見を先に伝えることにより、裁判官や調停員の意識を自分側にぐっと引き寄せることができます。(先入観の植えつけ)

また、裁判所という場の特性上、「調停を申し立てる=被害者」「相手方=加害者」のようなイメージがあるため、弱者、困っている人のような印象ももたれやすいものです。

とはいえ、意見を言う機会相手方にも与えられるため、先にしていた話の内容を訂正されたり、新たな話を投入してこられたりするため、先入観効果は一時的なものだと言えそうです。

2.申し立てられた側「自分の家に近い裁判所で行われる」

調停は、相手方の住居地に近い家庭裁判所に申し立てる必要があります。

そのため、たとえば離婚に向けて別居しており、夫は東京・自分は実家がある大阪に住んでいる場合、夫は大阪の家庭裁判所に申し立てをし、調停のために大阪まで行かなくてはならなくなります。

同じ県内に別居している場合などは、それぞれの住居地によってはむしろ申し立てた側の方が裁判所に近いケースもありますが…。

また、あくまで、移動距離や移動時間に悩まされることが少ないというだけで、調停内容に影響するようなメリットと言えるものではありません

まとめ

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離婚調停の必須アイテム【陳述書】これで夫に差をつけろ!

離婚後、元旦那がストーカー行為をしてくるように。対処方法はある?

結局のところ、「先に申し立てた側が有利」と、はっきりと言える条件や制度のようなものはありません。

”先に申し立てた方からしか意見を聞かない”というようなルールでもあれば、競って我先に申し立てた方が良いと思いますが。

そして、友人A子のケースで思ったことは、たとえば、A子が先に調停を申し立てていたとしても、調停委員の答えは変わらず、「結婚指輪の負担だけで離婚できるならラッキーと思った方がいい」だったのではないかなと。

最初は先入観から怪訝な雰囲気で見られることがあっても、調停委員は両者の意見をしっかり聞いてから判断して助言をくれるはずなので、順番が変わったとしても答えは変わらなかったのではないかと思います。

ただ、きちんと判断してもらうためには、自分の意見(これまでの経緯やこれからどうしたいかなど)をしっかり伝える必要があります

そのためにも「陳述書」はやはり用意しておくべき必須アイテムと言えそうです。

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