旦那の暴言が怖い。旦那が帰ってくるのが怖い。
暴言、物に当たる、怒鳴る、舌打ちをするなどの行為は、モラルハラスメントの可能性があります。
そのまま我慢しているだけでは、あなたの心が傷つき壊れてしまうのが心配です。
まずは、モラハラ夫の特徴とチェック方法で、あなたの旦那さんの状態を確認してみましょう。
この記事の目次
モラハラ・モラルハラスメントとは
モラルハラスメントは「心を痛めつける暴力」「精神的DV」です。
嫌がらせ、デリカシーがない、口が悪いだけ、などと軽く取られてしまいがちですが、「精神の殺人」とまで言われるほど、心に大きなダメージを与えます。
DVなど、殴ったり蹴ったりする身体的な暴力は、あざになったり骨折したりすることで、受けた暴力やその痛みが表面化します。
一方、モラハラという精神的な暴力は、言葉や態度で心を傷つけられるため、受けた痛みや傷が目に見えません。
傷つけた方は、相手をどれだけ傷つけてしまっているか分からないし、傷つけられた方も、傷の深さに気づきにくく、次第に自分を見失っていってしまいます。
「うちの夫は、殴ったり暴力をふるってくるわけではないから、大丈夫」
「夫が怒るのは、私が不出来だから。私ができるようになればいい、私が我慢すればいい」
なんて、思っている方は要注意です。心がむしばまれていっているかもしれません。
誰にも相談できずに悩んでいませんか?
モラルハラスメント夫の特徴とは?
1.特定のターゲットに対して、ある日突然始まる
モラハラ夫は、誰に対してもモラハラをするわけではありません。
モラハラ行為が行われるのは、特定のターゲットに対してのみで、最初からモラハラをするわけではなく、ある日、親しくなったタイミングから始まります。
そもそも、モラハラをする男性は、仕事ができ、面倒見が良いタイプが多いです。
上昇志向を持ち、起業していたり、ステータスにこだわっていたりもします。
そういう男性なので、はたから見ると自信に満ち、信用性もあるため、頼りがいのある理想的な男性のように映ります。
最初は優しかったのに、何かにつけて怒るようになり、言葉の暴力をふるうようになる。
結婚してから人が変わった…というのはよくある話です。
モラハラ夫のやっかいなところは、他人の目、社会的な評価を重視することです。
そのため、外傷ができて他人にばれるような暴力はふるわないし、人前では「良い夫」「できる夫」を演じている場合が多く、ほとんどが密室での豹変型です。
(まれに、人前でもモラハラをするようなタイプもいますが)
そのため、周囲からは優しい夫、仲の良い夫婦とうらやましがられ、相談をしても「あんなに優しくて素敵な旦那さんなんだから、わがまま言わずに我慢しなよ…」なんて言われてしまうことも。
2.責め、非難し、追い詰めることで支配する
モラハラ夫はターゲットのコンプレックスや弱みを巧みに突き、精神的に追い詰め、自分の言いなりにしようとします。
相手を責め、非難し、自分を正当化するのです。
そして、家族の中で一番上に立とうとします。
「お前が悪い」「お前のような女は俺だからもらってやれたんだ」
毎日のように言われた妻は、次第に「私に悪いところがあるから、夫は怒るんだ」「夫に嫌われたらどうしよう」と思うようになり、夫を怒らせないように、顔色をうかがうようになってしまいます。
モラハラ被害者は「自分が悪い」と思い込まされているため、モラハラを受けているという自覚がありません。
3.悪いことはすべて人のせい、決して反省しない
モラハラ夫は、反省をしません。
悪いことはすべて人のせいであり、どんなに理不尽でも、常に自分を正当化します。責任も持ちません。
家庭内のトラブルはすべて妻のせい。被害者意識が強く、妻のせいで自分が嫌な思いをしていると本気で思っています。
一方で、手柄はすべて自分のおかげと思っています。
自分がしてあげたことに対しては、いつまでも恩着せがましくアピールしてきますが、自分がしてもらったことに対しては感謝しないし、すぐに忘れてしまいます。
自己愛がとても強く、自分には甘いくせに、他人にはひどく厳しいのです。
自分は完璧な人間だと思っているため、誤りを諭そうとしても、聞く耳を持たず、逆にこちらのせいにされるだけです。
4.弁が立つ、巧みな話術
モラハラ夫の言い分は、理不尽で自己中心的なものが多いのですが、「俺が正しくて、おまえが間違っている」ということを、巧みな言葉を使い正論にして責めてきます。
「俺が悪いのか?」と否定できないような言い方を使ったりするのも一つの手で、反論のチャンスを奪われてしまい、話し合うことができません。
また、相手が傷つく言葉をよく知っているため、人格や存在を全否定し、コンプレックスや弱みを巧みに攻めて自信を喪失させ、気がつくと妻は心がズタズタの悪者にされてしまっています。
もともと仕事ができるタイプの人間が多いだけに、頭の回転が速く、自分が悪者にならないようにする立ち回りがうまいのです。
5.機嫌がよい時は優しい、暴力はふるわない
モラハラ夫は、暴力はふるいません。また、常に厳しい態度でいるわけでもありません。
機嫌がよい時は、モラハラが始まる前の頃のような、優しくて頼りがいのある男性です。
そのため、妻は「本当は優しくていい人だから」「彼が怒るのは私がダメだからだ。私がきちんとできれば、優しい彼でいてくれる」と思わされてしまいます。
DVについて聞くのと同じ状況ですね。
しかし、モラハラ夫は、妻がそう思うことを分かっててしています。
相手を自分の思い通りにするために、アメとムチを使い分けて、妻の心をコントロールしているのです。
さいごに
いかがでしたか。まずは「自分の状況に気づくこと」が大切です。
あれ?私のこと?夫のこと?…と少しでも思ったら、気づきのチャンスです。
自分を責めることをやめて、現在の状況を冷静に見直してみてください。
ちなみに、「誰のおかげで飯が食えてると思ってるんだ」なんて言葉もモラハラの一つだと思いますが、これも言われたことがある人は案外多いのではないでしょうか。
冗談でも言われたくないセリフではありますが、モラハラ(精神的暴力)とするには、言われ方やシチュエーション、頻度なども関係してくるのかもしれませんね。
そして、もう一つ。旦那のこのセリフに対して、「私のおかげだよ!私が作ってるからご飯が食べれてるんだよ!」なんて言い返せているうちは大丈夫なんでしょうね(笑)
↓ここからは、私の話。
私の旦那は、「誰のおかげで飯が食えてると思ってるんだ」「主婦は暇でいいね」というセリフを毎日毎日言ってきました。産休で一時休んでるだけなのに。
本人は冗談のつもりかもしれないけれど、妊娠中というのもあって、毎日毎日イライラさせられていました。
私は気が強いし、理不尽なことが嫌いなタイプなので、「私が悪い」なんて思いませんでしたが。そして、うちの旦那は全くの話下手なので…。
※「モラハラ」についての記事はこちら
思い出すだけゾッとする私のモラハラ元夫発言集も(゚Д゚;)
※「養育費」に関する記事はこちらにまとめています。
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