「浮気しないでね」「当然だよ」
というのは、彼氏彼女の関係だったり夫婦関係の間で、よく交わされるやりとりだと思います。
けれど、ある日、夫の携帯電話が鳴ったので見ると、「こないだは楽しかったね。また今度行こうね^^」なんて意味深なメールが…。
『なにこれ…どこに行ったの?食事?遊び?旅行?ホテル!?ていうか、誰!?』
夫を問い詰めると、「ただ会社の同僚と食事に行っただけだよ。浮気なんかじゃないよ」と。
「え!?2人きりで出かけてお酒も飲んだんでしょ。しかも、このメールの内容!既婚男性って知っててこういうメールする?あなたに気があるんじゃないの!?」
「だから、何もないって。お酒は飲んだけど、その後ちゃんと帰ってきただろ!そんなに俺のことが信用できないわけ?」
なんて…お決まりのパターンですよね。
「浮気なんてしないよ」なんて言われて安心していても、「どこからが浮気か?」という基準は人それぞれです。
あとで悲しい目に遭わないためにも、しっかりとすり合わせておくようにしましょう。
この記事の目次
みんなが思う浮気の基準は?
1.アンケート結果 どこからが浮気か?
Q.あなたは、どこからが浮気だと思いますか?
選択肢:2人きりで遊びに行く、お泊り、手をつないだ、キスした、ハグした、肉体関係…
マイナビニュースがサイト会員にアンケートをとった結果は、下記の通りでした。
●女性編
1位 キスした 52.2%
2位 肉体関係 51.5%
3位 お泊まり 49.1%
4位 手をつないだ 41.4%
5位 ハグした 29.8%
●男性編
1位 肉体関係 43.4%
2位 お泊まり 37.0%
3位 キスした 35.0%
4位 2人きりで遊びに行く 19.4%
5位 ハグした 19.1%
参考サイト:マイナビニュース
いかがですか?
私だったら、「肉体関係」はもちろん、「キス」「お泊り」「2人で遊びに行く」も浮気だと思います。
「ハグ」「手をつないだ」はシチュエーションによるかなぁと。
ただ、アンケートの質問が「どこからが…?」ということなので、回答が難しいですね。
選択肢を浮気度が高い順番に並べる場合、人によって並べ方も違うと思いますので。
たとえば、「お泊り」と「キス」はどっちが先なんだ?とか…
難しく考えすぎずに、単純に「どれが浮気だと思いますか?」という読み取り方でいいのかな^^;
まぁ、今の夫に対しては、「どれでもどうぞご自由に」という気持ちですが…。ただ、その手で子供には触れて欲しくないですね。
2.夫婦における考え方
上記のアンケートは、独身の若者寄りな質問と回答に感じませんか?
実際、結婚して夫婦となると「どこからが浮気?キスからだよ」というような、単純な話では済まされないような気がします。
結婚=契約を交わした関係、一生添い遂げる共同生活…なのですから、責任の重さが違います。
家族になったのですから、双方の意見をすり合わせて、夫婦2人のルール(基準)を作っていかなければいけないのだと思います。
たとえば、結婚している夫婦が浮気に関してどのような考えを持っているか調べたところ、下記のような基準がありました(*‘ω‘ *)
・好意から発生した行動なら、手をつなぐだけでも十分な浮気
・相手に異性としての関心、あわよくばという気持ちがあれば浮気
・妻(夫)や世間に内緒の関係、秘密を伴っていれば浮気
・妻(夫)より時間やお金を使うようなら浮気
・妻(夫)が嫌がることをしたら浮気
ポイントとしては、どこからという「行為」よりも、「気持ちの動き」が重視される傾向にあるようです。
大切なのは、「相手が嫌がることはしない」ということかなと。
たとえば…
妻は「2人で食事に行かれるだけでイヤだ」と思っていて、夫にもそのことは伝えてある。
それにもかかわらず、「どうせ何もないんだから」と出かけてしまった場合、妻の気持ちをないがしろにしてしまっていることになります。
たとえ、やましいことは何一つなかったとしても、妻の気持ちを踏みにじったことから、妻の信頼を失い、家庭不和につながってしまう可能性があります。
自分の気持ちや考えを一方的に押し付けるのではなく、夫婦でしっかり話し合い、思いやりを持った行動を心がけることが大切ですね。
浮気の基準に法律的な定めってある?
1.夫婦関係における不貞行為
夫婦関係において、浮気が問題となるのは「不貞行為」があった場合。
不貞行為とは、「配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと」です。
これがあった場合、刑事罰などの罰則や罰金があるわけではありませんが、配偶者から「離婚&慰謝料」を請求されてしまう可能性があります。
なぜなら、裁判所では次の5つの理由での離婚を認めているからです(法定離婚事由と言います)
1.不貞行為
2.悪意の遺棄
3.3年以上の生死不明
4.回復の見込みのない強度の精神病
5.婚姻を継続しがたい重大な事由
ちなみに、不貞行為があったことを理由に離婚や慰謝料を請求するには、「その不貞行為が原因で、夫婦関係を継続することが難しくなってしまった」という条件が必要です。
そのため、そもそも夫婦関係が破綻している中で浮気された場合は、「そのせいで夫婦関係がダメになってしまった」とは言えないので、離婚の請求はできますが、慰謝料の請求はできません。
2.肉体関係を持たなければセーフ?
「じゃあ、肉体関係を持たなければ、法律的にセーフ?」
そう思った方もいるかもしれませんが、そうとは言えません。
たとえば、肉体関係を持たないプラトニックな付き合いだったとしても…
毎日のようにデートを重ねていたり、2人きりで旅行に行っていたり、手をつないだり、キスをしたり、ハグしたり…
こんなことをしていれば、配偶者を傷つけ苦しめてしまうことになりますよね。
そうなると、裁判所で認められる離婚理由の中の、「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当し、離婚請求されてしまう可能性があります。
通常、「婚姻を継続しがたい重要な事由」は暴力や借金などが該当されるものですが、度が過ぎる異性との付き合いも「婚姻を継続できないほど辛いこと」として認められると考えられます。
だって、自分もそういうことされたら嫌ですよね。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
浮気の基準を真剣に考える時って、「浮気された後」だったりするんですよね…。
悲しい目にあう前に、今のうちにしっかり話し合っておきましょう。
あなたの意見(「うちはこんな風に決めてるよ~」など)をコメントで教えてもらえると嬉しく思います^^
※「浮気・不倫」に関する記事はこちらにまとめています。
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