離婚時の親権の決定には調停や裁判が必要?20歳を超えている場合は?

親権ってどのように決めるものなのでしょうか?

「親権は絶対に譲らない!」

「親権を渡すくらいなら離婚しない!」

親権を巡って、こんな言い争いになるケースも多くあります。

夫婦の関係性が悪化しているのもあり、話し合いで決めることは非常に困難なんですよね…。

一方的に言いくるめられて諦めるなんてことがないように、まずは親権について、ここで確認しておきましょう。

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親権者を決める方法は?

夫婦間の話し合いで決める

親権者は、夫婦の話し合いで自由に決定することができます。

そのため、まずは夫婦で話し合いを持つことになります。

決めるうえで大切なことは、

「どちらの親に育てられた方が、経済的、精神的に安定した生活を過ごせ、子供の福祉、教育など利益になるか」です。

たとえば、子供がまだ乳幼児の場合には、

母親と一緒に生活する方が保育上自然であると考えられ、母親が親権者・監護者になるケースが多くなっています。

大人の意地やエゴで決めるのではなく、

「子供にとって何が良いか」

を考えて決める必要があります。

ちなみに、離婚原因を作った有責配偶者は親権者になれない、ということはないようです。

話し合いが決裂したら?

夫婦間の話し合いで折り合いがつかない場合には、

親権者の指定を求める調停を家庭裁判所に申し立て、調停で決めていくことになります。

この際、「親権を得られないなら離婚しない」と、どちらかが離婚を拒否することもあります。

そのため、離婚調停の申立てと一緒に話し合いを進めていくのが一般的です。

調停でもダメだったら…

調停でも折り合いがつかない場合は、家庭裁判所での

親権者指定の審判手続に移行し、裁判所の判断に委ねることになります。

もし、離婚の折り合いからつかなかった場合は、

離婚訴訟(裁判)を起こして、離婚の成否や離婚条件について争うことになります。

親権をどちらにするかも、この離婚訴訟の中の離婚条件の一つとして、裁判所に定めてもらうことができます。

その際は、別途申立てが必要です。

後々、親権者の変更はできるの?

親権者の変更はできます。

ただし、条件があります。

子供の利益のために必要があると認められるとき。

親権は子供のために設けられるものであり、親の自分勝手な都合で変更できるわけではありません。

親権変更が可能なケース例

・子供を養育する環境が悪化した

・親権者の長期入院や海外赴任などで子供の世話ができなくなった

・継母との関係がうまくいかない

このような場合は、親権者変更の調停・審判を家庭裁判所に申し立てて、新たな親権者や監護者を指定してもらう手続きを行うことになります。

子供と一緒にいるための知識を備えましょう

⇒ 子供の親権獲得は母親の方が有利って本当?親権獲得のポイントは?

⇒ 養育費はいつまでもらえるの?相場や計算方法と注意点

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そもそも親権とは

未成年の子供に対する親の権利義務

親権とは、

未成年の子供を監護・養育し、その財産を管理し、その子供の代理人として法律行為をする権利や義務

のことを言います。

通常、親権は夫婦が共同して持ち、共同して行使することになり、成年に達しない子供は親の親権に服することになります。

離婚すると単独親権に

親権は夫婦が共通して持つものですが、

離婚する場合は、夫婦のどちらか一方しか親権を所有することができません。

そのため、離婚時に未成年の子供がいる場合は、

離婚後の親権者を夫婦のどちらにするか決めて、離婚届に記載することになっています。

なお、親権は、法律的には「身上監護権」「財産管理権」とに分類されており、具体的な内容としては、次のようなものがあります。

身上監護権

・身分行為の代理権

子供が民法上の行為を行うにあたっての親の同意・代理権

・居所指定権

親が子供の居所を指定する権利

・懲戒権

子供に対して親が懲戒・しつけをする権利

代表的なもので、実際は他にも色々あります。

財産管理権

・包括的な財産の管理権

・子供の法律行為に対する同意権

★親権=【身上監護権(身分行為の代理兼、居所指定権、懲戒権、職業許可権など)】+【財産管理権(包括的な財産管理権、子供の法律行為に対する同意権)】

 む…難しいですよね(;´Д`)

離婚問題がなければ、「親権とはなんぞや」なんて、

こんな難しいことを考えることなく、知ることすらなく、普通に親をしていたところですよね。

言葉や文字で見ると、妙に堅苦しく難しい…(;´Д`)

でも、このように子供に対する権利がしっかりと決められているだけに、相手方に親権をとられると後々何の口出しもできなくなってしまうのです。

相手方が子供の親として、子供のことをきちんと想ってくれる人であればいいのですが…

中には、元妻に対するただの嫌がらせで親権をとり、権利を行使する人もいるようです…。

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